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そして。コネシマの部屋を訪れたグルッペンは、殴られる覚悟を決めてコネシマの部屋に入った。意外にも部屋の主は起きていて、他国の上官から貰った手紙への返事を書いていた。中には酔狂な男もいるもので。
コネシマ相手に夜のお誘いを送ってくる者も居た。そのせいか、コネシマの顔は難しい顔になっている。
「少しいいか？コネシマ」
「ああ、どうしたん」
ペンをインク入れに挿してグルッペンを椅子に座らせる。たまたま余っていた粉ココアを溶かしてグルッペンに出すコネシマ。
「お前ら、ホンマに兄妹なんやな」
「なんやねん急に」
自分はコーヒーを飲みながら、ベッドに横たわる。総統から話をき聞く態度では無いが、今更だ。そんなもの。
「あー、お前の妹についてだが」
言いたくなさそうにグルッペンは口を開く。ピクっとコネシマの眉が動いた。
どうせ殴られるんなら言ってしまえ、とグルッペンは話の続きを早口で捲し立てた。
「才覚があるから、戦闘部隊に移動させたいんだが、身内としてはどう……だっ!?」
一瞬にしてグルッペンの元へ詰め寄ったコネシマは、胸ぐらを掴みあげて睨みつける。
「そんなん、許す訳ないやろ!!!アイツは、俺のたった1人の家族やねん!!!ホンマは、軍に関わらず、一般人として平和に暮らして欲しかったんに……!!!戦闘部隊なんて、絶対許さんわ!!!」
「……それは、Aも同じだろう。たった1人の家族が、死と隣り合わせの職場で働いているんだ」
「俺は強い。でもアイツは弱い。ましてや女や。集中的に攻撃されるに決まっとる。才覚、そんなんあるはずが無いやんか。人を殺す才能なんて、俺だけで十分や……」
久しぶりにこんなに感情豊かなコネシマを見た。グルッペンは、コネシマの手を掴んで、自分の胸ぐらを掴みあげている手を引き離す。
「……Aがやりたいって言うたら？」
「っは、言うわけないやん。……でも、もしも言うんなら、俺は……末代まで呪われてもええから、死ぬほど嫌われてもええから、全力で止める」
「お前らしい表現や。Aもな、この件は保留って言っとる。お前の愛はよう分かった。Aはこのまま俺ら補佐役でいてもらう」
力が抜けたようで、コネシマは糸の切れたマリオネットのように、ガクッとソファに倒れ込む。
「良かった……」
「……なんでその気持ち悪い程シスコンの兄俺らに見せんのに、Aに素直に言わへんねん」
「可哀想やろ。こんな兄に好かれるAが。病んでまう」
「草」
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通行人G - 感想ではなくすみません！他アプリなのですがプリ小説に同じのをあげていますか?同じのを見つけてしまいまして... (1月24日 2時) (
レス) @page1 id: c45e3cd912 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - クサイ演技やなぁで、俺も乗っかったる…つまりknさんもあれは演技…？めっちゃ気になる！！！！ (2022年1月13日 13時) (レス) @page50 id: b03ee76d2f (このIDを非表示/違反報告)
あああ(プロフ) - うぅぅ…sm〜〜(泣)早く真相が知りたい…何かの演技なんでしょう…！？そうと言ってぇ！！(泣)(なんか、お話に影響受けてか、ドラマみたいになった…) (2022年1月13日 0時) (レス) @page50 id: 90d5684779 (このIDを非表示/違反報告)
柚衣 - knさん…いや、私はknさんを信じます。でも。。。泣けるよぉ( ；∀；) (2022年1月12日 23時) (レス) @page50 id: a954c39e8d (このIDを非表示/違反報告)
ライ@Mallow - 嗚呼…泣いちゃうよぉ…。でもknsmさんの事だからどうにかして一番良い方法取るんだろうな…信じてますよぉ……(号泣)(やっぱり貴方様最高) (2022年1月12日 21時) (レス) @page50 id: 74ae029d2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
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作成日時：2022年1月5日 18時
