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A容赦無かった。ここぞとばかりに高級家具を購入し、服もクローゼットに入るギリギリの量を買った。しかし、そんなAさえも愛おしくてコネシマは文句1つ言わずにポケットマネーで全てを買ってやった。
「いくら持ってんすか」
ショッピが羨ましそうに聞く。
「ショッピ君も今度飯かなんか奢ったるわ」
「あざー」
帰ってきたAは、部屋の片付けをして家具を置けるようにした。明後日届くらしい。結構広い部屋を貰えたので、家具を置いてもスペースがある。服の他にも欲しいものが買えた。大満足である。
「……礼くらい言っとくか」
一応人としての礼儀だ。厨房の隅を借りて、Aは鮭のムニエルを作った。喜んでくれるか分からないし、捨てられてしまうかもしれないが、Aはコネシマに自分の料理を食べて欲しかった。
誰もが寝静まったであろう真夜中。Aはこっそりコネシマの部屋に忍び込んで、テーブルの上に鮭のムニエルを置いた。『家具とかありがとうございます』そんな書き置きを残して、サッサと部屋を出る。
きっと明日のコネシマは機嫌悪いんだろうなぁ、なんて思いながらAは未だ埃臭いベッドに倒れ込んだ。エーミールから貰ったアロマで臭いを誤魔化すが、あまり効果は無い。
「はぁ」
翌朝、Aが食堂へ向かうと、満面の笑みで朝ごはんを頬張るコネシマの姿があった。ギョッとするAを見た幹部は、ニヤニヤとAをつつく。
「このツンデレ〜!!!」
「お兄ちゃん大喜びやで！」
「可愛い……Aちゃん！」
「……邪魔なんですけど」
鬱陶しそうに顔を顰めたA。何故コネシマが上機嫌なのか分からないまま、席に着く。
「チーノさん」
「ん？」
チーノの身長は高いので、目を見て話すと首が痛い。よって、Aはチーノの腹を見ながら話をする。その様子が面白くて、ショッピはカメラに収めている。ちなみにAはど真面目だ。真剣に考えた結果、この方法を選んだ。
「書類提出まだですか」
「んー、あと少し」
「明日までにトントンさんか私に出して下さい」
「分かった。あと俺の腹見て話すのやめへん？恥ずいんやけど」
「じゃあ身長縮めてください」
「理不尽!!コネシマさん！妹が理不尽なんやけど!?」
そんな嘆きに対して、コネシマは表情を変える。先程までのウキウキした顔とは違い、スっと冷酷シマの顔になる。
「妹ちゃうわ。殺すぞ」
(俺の妹やと言われるAが可哀想やろ何言うてんねん殺すぞ)
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通行人G - 感想ではなくすみません！他アプリなのですがプリ小説に同じのをあげていますか?同じのを見つけてしまいまして... (1月24日 2時) (
レス) @page1 id: c45e3cd912 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - クサイ演技やなぁで、俺も乗っかったる…つまりknさんもあれは演技…？めっちゃ気になる！！！！ (2022年1月13日 13時) (レス) @page50 id: b03ee76d2f (このIDを非表示/違反報告)
あああ(プロフ) - うぅぅ…sm〜〜(泣)早く真相が知りたい…何かの演技なんでしょう…！？そうと言ってぇ！！(泣)(なんか、お話に影響受けてか、ドラマみたいになった…) (2022年1月13日 0時) (レス) @page50 id: 90d5684779 (このIDを非表示/違反報告)
柚衣 - knさん…いや、私はknさんを信じます。でも。。。泣けるよぉ( ；∀；) (2022年1月12日 23時) (レス) @page50 id: a954c39e8d (このIDを非表示/違反報告)
ライ@Mallow - 嗚呼…泣いちゃうよぉ…。でもknsmさんの事だからどうにかして一番良い方法取るんだろうな…信じてますよぉ……(号泣)(やっぱり貴方様最高) (2022年1月12日 21時) (レス) @page50 id: 74ae029d2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2022年1月5日 18時
