第30話 ページ34
｢それより、何を話してたんだ？｣
｢ああ、オークロード？のことだ。｣
｢オークロード？なんだそれ？｣
｢俺も親父から話を聞いたことがあるだけなのですが…まぁ、簡単に言えば化け物です。｣
｢本当に簡単だな。｣
｢数百年に1度、オークの中に生まれると言われるユニークモンスターです。｣
｢ユニークか…。｣
｢なんでも、味方の恐怖の感情すらも喰うので、異常に高い統率能力を持つんだとか。｣
｢うへぇ…。｣
ベニマルの説明にリムルが情けない声を上げる。
｢里を襲ったオーク共は、仲間の死にまるで怯むことがなかったのであるいは、と思いまして。｣
｢確かに…私が殺した時もなんの反応も無かったな…。｣
｢ま、可能性で言やぁ、非常に低い話です。｣
｢ふーん…他には？里が襲われた理由での心当たりは無いか？｣
｢そうだな…あ、あれじゃないか？関係あるか分からないが…襲撃の少し前、変な魔人が里に来ただろ。｣
｢そういえば来ましたね…『名をやろう』とか何とか…｣
｢あまりに胡散臭かったから追い返したんだっけか。｣
｢悪態をつきながら帰っていきましたね…。｣
｢魔人ねぇ…そいつから恨みを買っているかもしれない、ってことか。｣
｢仕方ありませんよ。主に見合わけりゃ、こっちだってごめんだ。名をつけてもらうのも、誰でもいいって訳じゃありませんからね。｣
そう言ってベニマルは微笑む。
私とリムルはなんだが気恥ずかしくなって照れてしまった。
｢あと、A様を手に入れる、などとほざいてましたので俺とハクロウ、ソウエイで少しお灸をすえてやりました。｣
｢え、それ初耳なんだが…｣
｢ええ、まぁ。A様に近づけないようにしてましたので。｣
｢そのお話、詳しくお聞きしても？｣
｢ああ、構わない。｣
ベニマルと悪魔が何やら物騒な会話をしてたが…ﾜﾀｼﾊﾅﾆﾓｷｲﾃﾅｲ
リムル、お前も地味にスライムの体でサムズアップするな。
｢その魔人の名前は分かりますか？｣
｢なんて言ったかな、確かゲラ、ゲリ、ゲレ、ゲロ…｣
｢ゲルミュッドだ。｣
突如、近くの木陰からソウエイが姿を表した。
｢そう、それだ！｣
｢そういやそんな名前だったな…興味ないから忘れてたが。｣
だっていきなり来て名をやろう、とか…もう不審者だろ。私が名持ちだと知ると変にキレてたし…。
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ミィ - 16話なんですが、戦いを先に仕掛けた（?）のは、オーガの方だと思います。アニメを見れば、若（紅丸）が『はやとちりをしてしまった。』『許してくれ（セリフ全く違うけど意訳的な）』って言ってたから仕掛けたのはオーガだと思います。私もアニメを見て (11月15日 16時) (
レス) @page19 id: cc284cb664 (このIDを非表示/違反報告)
紅白の巫女 - めっちゃ続いてるんだ…すごい。まだ途中だけど恋愛要素あるんですか？ (11月9日 13時) (レス) @page8 id: ecef28fcbd (このIDを非表示/違反報告)
おもろー - 38話の上から4行めが、リザードマンではなくリザードンになっています。おもしろーー！！ー！ー (11月8日 21時) (レス) @page42 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ウニャ - 守護者は（マモルモノ）ですか？ (2022年7月8日 18時) (レス) @page4 id: cef953226b (このIDを非表示/違反報告)
ウニャ - 助言者は（タスケルモノ）ですか？ わからないんです、教えてください! (2022年7月8日 18時) (レス) @page2 id: cef953226b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年8月30日 22時
