夢小説あるあるのトリップを真逆自分が体験するとは ページ2
一時間に一〜二本しか走らない四両編成の電車に揺られ家路につく少年が一人居た。
彼の名は太宰A。彼はレイヤーでオタクの姉の影響で文豪ストレイドッグスが好きになった中学三年生だ。
今も景色の見える席に座りながら文豪ストレイドッグスの小説を読んでいる。
「それにしても…今日は人が居ないッスね」
帰宅ラッシュのこの時間。
何時もなら程よく混み合っている車両内が今日は気味が悪いくらいにガラガラだ。
Aは眉を潜めて窓の外を見た。何時もの田園風景にホッとしたのも束の間、電車は見覚えのないトンネルに入っていった。
「あれ…乗り間違えた?」
電車がトンネルから抜けるとそこは見慣れぬ、否見たことがある街並みが見えた。海沿いの観覧車に天まで届きそうなほど高いビルジング。
Aは口を引きつらせながら乾いた笑い声を上げた。
「ハハッ…そんな筈ないッスよね…」
すると電車は急停車。
人気のないホームに到着したまま動かなくなった。Aは運転席を確認するが運転手の姿は皆無。取り敢えずホームに降りるA。
「あ…姉上に電話………圏外ぃ!!!!!!!!」
スマホは使えない事が分かったAは取り敢えず周囲を散策することにした。駅から出ると其処は矢張り見たことがある街。
家の大きなテレビで姉と何度も見たあの街。
魔都・ヨコハマ
思わず「ヒェー」と引き攣った笑みを浮かべながら青ざめるA。
〘コレ…死ぬッス。姉上なら兎も角…僕は死ぬッス。携帯繋がらないし、何より見たことある街並み…間違い無いッス、此れはトリップしてるッス〙
「姉上ならエンジョイしそうッス
しかし…僕は違うッス。ポートマフィアにエンカウントしたら僕、全速力で逃げるッス!!体を動かすのは嫌ッスけど死ぬよりは…」
マリアナ海溝よりも深い溜息を吐き「あああ…」と何とも言えない声を上げていると後ろから肩をポンポンと叩かれた。
?「大丈夫か?」
「あ、はい大丈Jy…」
後ろを振り返ったAはサァーと青褪める何故なら声を掛けてきた人物は他でもないポートマフィアの五大幹部が一人
重力使いの中原中也
「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!!!」
中也「ウォ!!?」
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!!見事にフラグ回収したッス!!」
と叫びながら全速力で逃走するA。
中也はポカンとしていたが直ぐに調子を取り戻しニヤリと笑って追いかけてくる
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
中也「おい、其処のガキンチョ待てよ」
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闇曲(プロフ) - ツイステとあくねこ知ってる人いたんだ!?!!? (10月22日 17時) (レス) @page6 id: e9406a4113 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ - あくねこ!!アモンくんいいですよね!!どうか!!!ラムリも忘れずに!!!更新待ってます!!! (9月18日 21時) (レス) @page6 id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)
結和 - 良 (9月17日 12時) (レス) @page6 id: a19816eba0 (このIDを非表示/違反報告)
乱夢 - 紹介してたゲーム全部やってるんだがwww?主さんと絶対気が合いそうです!話もめちゃくちゃ面白いので更新待ってます! (9月7日 18時) (レス) id: c5a0ba663b (このIDを非表示/違反報告)
闇曲(プロフ) - あくねことツイステしてるんだが、え?話せる相手いた? (9月5日 19時) (レス) @page6 id: e9406a4113 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御影 | 作成日時:2023年7月29日 13時