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「ところで、逆先くんは元気かえ?」

「夏目ですか?夏目は……あっ、知りません!夏目なんて知りません!」

突然の零にいさんの問いに、私は素直に答えそうになって、慌てて頬を脹らませそっぽを向く。
夏目なんて本当にもう知らないんだから。

そんな私を見て、零にいさんは驚いたような顔をし、反抗期かえ?と言った。

「よく分からんが、ほれ、これでも食べて落ち着くがよい。」

そして、零にいさんは手際よく私の口の中にミルクボーロを放り込んだ。
あっ、美味しい。
一瞬でやわらかい甘味が広がり、幸せな気分になる。

「……ますますおじいちゃんと孫みが増してる……」

「てか、ミルクボーロって……懐かしいというか古いというか……」

またしても、二人は私たちの様子を見てコソコソと話している。

「しかし、嬢ちゃんと逆先くんが仲違いするなんて意外じゃのう。」

「そうなんですか?」

零にいさんが首を傾げながら発したその言葉に二人は同時に反応した。

「あぁ。……とにかく、嬢ちゃんが本心から逆先くんの事を嫌いになってしまったのではないのなら、一度話し合った方が良いと思うぞ。」

未だに膨れっ面の状態の私の頭を優しく撫でて、零にいさんは労るようにそう言った。

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セラ(プロフ) - りむねこさん» 本当ですか!?ありがとうございます! (2019年12月16日 20時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
りむねこ - これからも楽しみにしてます! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 5a6b080ae8 (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - ねむにゃんさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年10月26日 18時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
ねむにゃん - 大好きです! 次の作品楽しみにしてます! (2019年10月26日 18時) (レス) id: e8673e3d7f (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - 黒石さん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです! (2019年9月28日 13時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セラ | 作成日時:2019年9月15日 21時

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