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「落ち着いたか?」
「うん、何かごめんね。」
本当に何でこんなつまらないことで、拗ねて駄々をこねてしまうのだろう。
「いや、気にするな。……っと、講堂についたようだな。」
そんな北斗の言葉に、私は足元に落としていた視線を上げた。
すると、そこにはとにかく大きい建造物があった。
「これが講堂?」
「あぁ、二週間後に開催される『S1』もここで行われる。」
夏目への怒りを忘れて、私はバカみたいに講堂の大きさに圧倒される。
ゲームの中ではあんまり分かんなかったけど、講堂ってこんな大きかったんだ。
そして、私たちは開けっ放しだった扉から講堂の中に入り込んだ。
が、講堂の中はとても暗く、回りが見えにくい。
「暗いから足元に気をつけろ、A。」
そんな私を気遣い、北斗は私の手を引いてくれる。
「……そういえば、Trickstarの皆はもうS1に出場を決めたんだよね。」
私はふと、ゲーム中と違う展開になっている出来事を思いだし、そう呟いた。
そんな私の呟きは誰にも拾われることもなく、宙に消えていった。
それにしても、まだ"転校生ちゃん"は革命に関わってこないのかな?
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セラ(プロフ) - りむねこさん» 本当ですか!?ありがとうございます! (2019年12月16日 20時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
りむねこ - これからも楽しみにしてます! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 5a6b080ae8 (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - ねむにゃんさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年10月26日 18時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
ねむにゃん - 大好きです! 次の作品楽しみにしてます! (2019年10月26日 18時) (レス) id: e8673e3d7f (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - 黒石さん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです! (2019年9月28日 13時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セラ | 作成日時:2019年9月15日 21時