20 ページ22
「え？性格？」
予想外の理由に驚いて、私は思わず聞き返しす。
まぁ、ここはゲームの中じゃないから多少の違いはあると思うんだけど。
「あぁ、Aは"転校生ちゃん"の事を最初に透明人間みたいな子と言っていたよネ？」
「うん、ゲームシナリオライターさんもそう言ってたから。」
それがどうかした？と、いうニュアンスを含めて私は夏目の質問に答えた。
「今日転校してきた子は、自己主張が激しくてむしろすごく目立つ存在というか、何というか……とにかく透明人間みたいな子ではなかったんダ。」
歯切れ悪く答えた夏目に、私もそれは変だと思う。
ゲーム内の転校生ちゃんは、頑張り屋さんで仕事ができるが、ほとんど喋る事はない透明な存在なのだ。
そんな彼女が、自己主張が激しくすごく目立つ存在。
多少の違い所ではない。
うーん、これも私がこの世界に存在するからなんだろうか。
「だから、彼女と関わるのはもう少し待ってくれなイ？」
「え、でも……」
転校生ちゃんがゲームと違っても、私にとっては唯一の同性の同級生なのだ。
だから、仲良くしたいんだけどな。
「A、お願イ。」
「……わかった。けど、大丈夫そうだったらちゃんと言ってね？」
夏目がいつも以上に真剣な顔をしてきたので、私は承諾する事にした。
私の事が心配だから、っていう気持ちを無下になんて出来ないしね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
セラ(プロフ) - りむねこさん» 本当ですか！？ありがとうございます！ (2019年12月16日 20時) (
レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
りむねこ - これからも楽しみにしてます！ (2019年12月16日 8時) (レス) id: 5a6b080ae8 (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - ねむにゃんさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年10月26日 18時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
ねむにゃん - 大好きです！ 次の作品楽しみにしてます！ (2019年10月26日 18時) (レス) id: e8673e3d7f (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - 黒石さん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！ (2019年9月28日 13時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：セラ | 作成日時：2019年9月15日 21時
