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夏休みに入ると、私は開店から閉店までお店に毎日居るようになった
早朝の仕入れも、たまに健人くんの後ろに付いて行ってはその姿を見守る
ずっと彼がしてくれていたこと、そして両親が死ぬまでやっていたこと
「今日は向日葵が綺麗だね」
健人くんは市場に着くと後ろに居た私にそう話しかける
向日葵は、父が好きだった花
それはまっすぐに、何も疑わずに空に向かって伸びていて
その姿がなんだか、少し苦手だった
そんなまっすぐに、人は成長できないと思ったから
「今日はこれにしようか」
花を選ぶ健人くんは、お店に来るお客さんに負けないくらいの笑顔で
まっすぐな笑顔で
母も父も、こんな笑顔で花を仕入れに来ていたのかと思った
きっと、笑顔の周りには笑顔が集まってくるのだと思った
「私持つよ」
「レディにそんなことさせられないよ」
「いいから、ね？」
いつ、いかなる時でも優しい健人くんは
私に色んなことを思い出させてくれる
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えつ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです＾＾続編もよろしくお願いします！ (2019年4月24日 23時) (
レス) id: 94efd89660 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - はじめまして。この作品すごく好きです！一気に読んでしまいました。移行後の続きを楽しみに待ってます。 (2019年4月24日 17時) (レス) id: 88ef7968ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えつ | 作成日時：2019年4月6日 22時
