1.解散式の夜 ページ3
「はぁぁあああ!?」
ガタンッという机を叩く音と共に
俺、ジャン・キルシュタインの声が
人の少なくなった静かな食堂に響いた。
「ジャン、大きな声出さないで」
俺が叫んだ瞬間、体をビクリと動かしたが
その直後、俺をなだめようとしてきたのは
幼馴染みのA・アンゲラー。
俺が叫んだ原因とも言える女。
「ふざっけんなよ!!Aてめぇ今何つった!?」
下を向き続けているAに
俺は掴みかかる勢いで問い詰めた。
「だから…
所属兵科を、調査兵団に決めたの……」
聞き間違えじゃなかった。
昔から鬱陶しいくらい俺に付いてきて
いつもいつも俺のことばっか気にして
自分のことは後回しだったA。
だから今回も
俺が憲兵団に入ると言ったら自分も一緒に行くと言っていた。
俺が憲兵団に入ればAだって同じように安全な内地に付いてくる、そう思ってた。
それなのに…
「んでだよ……」
「……ジャン、私…」
「なんでだよ!!明日所属兵科を決めんだぞ!?
てめぇは憲兵団にするって言ってたじゃねぇか!!」
「っ……ごめん。でも私…
上位 10名に入ってないから……」
Aがそう言って俺は気付いた。
そう、こいつは今まで成績の中間発表なんかでは
必ず上位10名に入っていた。
なのになぜ、今になって成績が落ちた…?
まさかコイツ…
.
「てめぇまさか…
……わざと…か……?」
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カラ松ガール(プロフ) - すっげぇ面白かったです!更新待ってます!大好きです!(唐突) (2019年10月20日 9時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
由美(プロフ) - 続き、楽しみにしてます! (2019年4月25日 3時) (レス) id: 0c06f896af (このIDを非表示/違反報告)
わー(プロフ) - 更新頑張ってください!楽しみにしてます!! (2016年1月11日 22時) (レス) id: 8cf7868275 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ - 更新おねがいします! (2016年1月11日 9時) (レス) id: 90a1ec73c4 (このIDを非表示/違反報告)
ふーこ - 面白いです!更新頑張ってください (2015年8月18日 21時) (レス) id: a8e91fe3e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まるぶ | 作成日時:2015年3月26日 14時