*第43話* ページ6
…駄目だ。
…集中しろ俺…。
………。
「……うっさあい!!!」
「ふえ!?」
…俺としたことが、つい怒鳴ってしまった。
驚きのあまり情けない声を出す我が弟、白蓮。
いきなり怒鳴ってしまったことには反省している。
だが考えてみて欲しい。
自分が仕事をしている隣でぎゃーぎゃー喚かれたら怒鳴りたくなるだろ?
それが今の俺の状況である。
「ったく…俺が仕事中なのを見ててわかるだろ?」
「すっすみません兄上…ですけどね、可愛い俺のAと白龍が
いっぺんにいなくなっちゃったんですよ!?兄上は心配じゃないんですか!?」
開き直った、こいつ。
「ま…まあ気持ちはわからんことはないが…と、ともかくお前も仕事をしろ白蓮!!
全く補佐になってないぞ!」
「…は〜い」
もちろんAと白龍のことは心配だ。
正直心配すぎて最近寝不足だ。
だがそんな気持ちを白蓮に悟られてはならない。
長男、そして第一皇子としての威厳を示さなくては。
「…そういや、昔もこうして二人で勉強してたらAたちが興味津々に見てきましたね」
いきなり昔の話を持ち出した白蓮。
ふと手が止まった。
顔を上げ、外の景色を眺める。
…そういえば、そんなこともあったな。
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綺晶(プロフ) - AKB☆love☆さん» え…私の画力をですかあああ!?((すみませんありがとうございます!! (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます!頑張ります☆ (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - 唯苺さん» 了解です!ありがとうございます!! (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - 天猫さん» ありがとうございます!!続編を過去のお話にするか少し未来のお話にするか迷っています(笑) (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - AKB☆love☆さん» わわ、ありがとうございます!続編のネタ考え中です(笑) (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺晶 | 作成日時:2013年4月15日 19時