第60話 ページ24
煌帝国の宮廷。
アリババ君と二人で、露台の高欄に手を置き、空を眺める。
誰もいない、二人きりの空間。
帰国後、私とアリババ君は兄上に挨拶をしに行った。
最初は乗り気じゃなかった兄上たちも、
アリババ君と話していくにつれ、和解していった。
「…あのさ」
「ん?」
アリババ君が私を見つめる。
その眼差しは、真剣だった。
「…俺、もっと強くなるから。強くなって、絶対にAを守るから」
「…うん、ありがと」
私は視線を空に戻した。
風が頬を撫でる。
「でもね、私だって強くなるんだから」
この国を、アリババ君を、守るために。
アリババ君は「お前らしいな」と言って、
私をぎゅっと抱きしめてくれた。
その温かな体温に触れていられて、私は幸せだった。
互いに軽く唇を重ねる。
顔を離した後、私たちは笑いあった。
本当の“愛”。
それはとっても幸せで、嬉しいものなんだね。
「好き」
その言葉の本当の意味が、ようやくわかりました。
...END...
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綺晶(プロフ) - AKB☆love☆さん» え…私の画力をですかあああ!?((すみませんありがとうございます!! (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます!頑張ります☆ (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - 唯苺さん» 了解です!ありがとうございます!! (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - 天猫さん» ありがとうございます!!続編を過去のお話にするか少し未来のお話にするか迷っています(笑) (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - AKB☆love☆さん» わわ、ありがとうございます!続編のネタ考え中です(笑) (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺晶 | 作成日時:2013年4月15日 19時