検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:30,290 hit

第58話 ページ22

それから2週間ほど経った。
私は帰国する際に、シンドバッドさんにお礼を言った。

「…突然の訪問の上、船まで貸していただき感謝します」

「なあに、気にするな。君たちを船まで貸さず帰国させたら、
 君のお兄さんが心配するだろう?」

「…すみません。うちの兄が迷惑かけて…」

うう…。シンドバッドさんにまで気を遣ってもらうなんて…。
兄上たちの過保護にも、そろそろ限界かな。

「お〜いA、出発するぞ〜」

ジュダルに声を掛けられ、私はシンドバッドさんに煌の挨拶をしてから、
急いで船に乗り込んだ。

さあ、みんなの待っている煌帝国へ。



「ところで神官殿。アリババ殿から聞いたのですが、
 姉上を危険な目に遭わせたんですってね?」

「うっ…。あ、あれはだな…Aの幸せを願って…」

「問答無用!!どんな理由であれ、姉上の身を危機に晒したからには
 この練白龍が許しません!この浄罪の(やいば)で成敗してくれる!!」

船の中が騒がしい。
というか白龍、性格が変わったような…。

「二人ともぉ、船の中で暴れないでよぉ」

「そうそう。埃が服について汚れちゃうしぃ」

こっちのお二人さんは大人し…くもないか。
口が達者な紅玉に紅覇、なんか決闘してる白龍とジュダル。
私はそんな様子を、少々呆れながらも微笑みながら見ていた。

色々あったけど、やっぱりみんなと一緒にいると安心する。
結婚しても、またこうして過ごせるといいな。

第59話→←第57話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (67 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
設定タグ:マギ , 白龍 , アリババ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

綺晶(プロフ) - AKB☆love☆さん» え…私の画力をですかあああ!?((すみませんありがとうございます!! (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます!頑張ります☆ (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - 唯苺さん» 了解です!ありがとうございます!! (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - 天猫さん» ありがとうございます!!続編を過去のお話にするか少し未来のお話にするか迷っています(笑) (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - AKB☆love☆さん» わわ、ありがとうございます!続編のネタ考え中です(笑) (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:綺晶 | 作成日時:2013年4月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。