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第56話 ページ20

「正直なぁ、認めてねえんだよ煌帝国は。お前がAと付き合うことをな!」

ジュダルはアリババ君に向かって話しかけた。
な…何を言い出すのジュダル!?

「そもそもお前がAと結婚したら、
 政略結婚になるんだぜ?それでもいいってのかよ?」

「…!?」

とんでもないことをジュダルは口にしている。
私の本来の目的は、相手に知られちゃいけないのに。
政治上の策略だと知れば、アリババ君は結婚を断るだろう。
それじゃあこの国に来た意味がない。

「ア…アリババ君!!ジュダルの言っていることは全部嘘なの!!」

「嘘付いてんのはお前だろ?A。さて、どーする?
 自分の国のことを考え諦めるか?」

ジュダルは…私に協力してくれるんじゃなかったの?
魔法道具越しに、白雄兄様はただ黙って私達を見つめていた。

「…んなこと気にするかよ」

「…!」

アリババ君は、真剣な顔でこちらを見上げていた。

「政略結婚だろうがなんだろうが関係ねえ!
 俺の一方的な気持ちかもしんないけど、俺は単純にAのことが大好きなんだ!」

「アリババ君…」

「確かに今、バルバットは煌帝国に占領されている。
 本来はAを恨む立場にあるのかもしれない。自国を売るような結婚はしたくないさ。
 だけどそれ以上に、俺はAを愛してるんだ!!」

それを聞いて、ジュダルはニヤリと笑う。

「そうか。ならその気持ち、行動で示すんだな!!」

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設定タグ:マギ , 白龍 , アリババ   
作品ジャンル:アニメ
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綺晶(プロフ) - AKB☆love☆さん» え…私の画力をですかあああ!?((すみませんありがとうございます!! (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます!頑張ります☆ (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - 唯苺さん» 了解です!ありがとうございます!! (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - 天猫さん» ありがとうございます!!続編を過去のお話にするか少し未来のお話にするか迷っています(笑) (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - AKB☆love☆さん» わわ、ありがとうございます!続編のネタ考え中です(笑) (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺晶 | 作成日時:2013年4月15日 19時

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