心の傷と驚き ページ6
紅覇「気がついたぁ?良かったよA姉!」
貴方「あな…たは…紅覇…?」
紅覇「うん、僕だよぉ。どうかしたの?」
貴方「……!!!!!」
ぼーっとしてると目が一気に覚めたようだ
貴方「みんなは!?皆はどこ!?」
ジュ「…死んだぜ」
貴方「…え?」
ジュ「俺も助けようとしたが、もう遅かった。A助けるので精一杯だった」
ポロポロと目から涙が流れる
貴方「あ…そん…な…里夏っ…里夏っ」
自分の体を抱きしめて泣くA
貴方「何が破壊の女帝よ…こんな力があってもみんなを守ることなんてできないじゃない…」
下唇をぐっ、と噛むと頬に誰かの手が添えられた
貴方「?」
上を向くとそれは紅炎の手だった
貴方「!!…紅…炎?」
紅炎「唇を噛むな。血が出る」
貴方「だって…」
紅炎「いいから言う通りにしろ」
すると大人しく話を聞いたAを抱きしめた
「「!!?」」
ジュダルと紅覇は目を見開いて驚いた
紅炎「よくここまで来た。存分に泣けばいい」
貴方「あ…うっ…うあああああああ!!!!!」
Aが泣き止むまで抱きしめていた紅炎だった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それからかれこれ数週間が経ち傷は順調に回復してきたがAの心の傷は回復には向かわず…
貴方「…」
ボーッ
そんなAを物陰から紅炎たちは見ていた
紅覇「炎兄A姉大丈夫だと思う?あれ…相当ひどくない?」
紅明「一国の女王として自分だけが生き残ったことを悔やんでるのですかね…」
彼女の後ろ姿が痛々しい
紅炎「…仕方ない」
「「え?」」
紅炎「父上から聞いたがAは俺と許嫁だということを知らぬらしい」
しーん…
紅炎「なんだ」
「「そうなのぉぉぉぉぉおおお!?!?!?」」
二人はずさささっと下がった
紅炎「…お前らも知らなかったのか」
紅明「そんな話聞いておりません!いつ決まったのですか!?」
紅炎「俺たちが初めて会った時だと言っていた」
そんな急に!?!?!?
106人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白桜 - ジュダルもいいとこあるね…早く続き書いて下さい (2014年3月22日 7時) (レス) id: 95e268b3de (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 更新すっごく楽しみです (2014年3月21日 22時) (レス) id: 70906eb726 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:そうせん | 作成日時:2014年3月20日 19時