私の許嫁は赤毛のあの人【練紅炎】 (ページ28)

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マハラガーンページ28

貴方｢ごめんね、ありがとう皆｣
シャ｢あ、A姫この前ぶりだな｣
貴方｢えぇ、この前はありがとうございました｣
ヤム｢あんたA様になんて言葉遣いしてんのよ!!!｣べしっ

ヤムライハは力いっぱいシャルルカンの頭を叩く

シャ｢いってぇな｣
ヤム｢やろうっての?｣
ジャ｢その辺にしておきなさい、二人とも。今日はなんせ…｣
シン｢マハラガーンだからな!!!!!｣

国民も八人将も皆嬉しそうにしている

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あのあとアラジンたちとAはマハラガーンのことを教えてもらった

そして今ちょうど宴が始まったところだ

貴方｢宴かぁ｣

もう何年も宴なんてしてないな

街は活気で溢れている

貴方｢…｣
シン｢どうしたA姫!楽しんでるか?｣
貴方｢えぇとても満喫させてもらっていますよ、シンドバッド王｣
ジャ｢シン様!お酒も程々にしてくださいね!!!｣

おかんジャーファルの注意が入る

シン｢今日は無礼講だぞジャーファル!｣
ジャ｢あなたは毎日無礼講でしょう!!!!!｣

国王にここまで言えるのはジャーファルだけだと思う

貴方｢……｣
マス｢…浮かない顔っすね、Aさん｣
貴方｢そんな顔してる?私｣
マス｢っす｣

そんな顔してるのか…私

シン｢何かあったのか?…やっぱり悲しいか、国を失うのは｣
貴方｢とても…だって｣

Aはギュッと強く自分の着物を握った

貴方｢このシンドリア王国は文化や食は違うものの倭国にとても似ている…｣

どうしても思い出してしまうの…

ポロ…とひとしずく涙が落ちる

アラ｢泣かないでおくれ、Aお姉さん｣
シン｢アラジンの言う通りだ。今は楽しい宴!!!目一杯楽しもうじゃないか!!!｣
貴方｢…はい｣

Aはこぼれ落ちる涙を拭いて宴を楽しむことにした

そうだ…過去を見てては前は進めない…アルマ・トランの時もそうだった…過去は過去…今は未来を見なくては!!!

それからというもののみんなでギャーギャー騒いで楽しい一日だった