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ベルフェゴール ページ7

貴方「ベル?」
ベル「ん?」
貴方「…あんたもしかして知ってる?」

その質問にベルは"しししっ"と笑う

ベル「なんとなく分かっただけだし」

俺たち何年一緒にいると思ってんだよクイーン

貴方「…そっか。ねぇベル」
ベル「ん?」
貴方「ベルは…反対する?」

私が千景様と一緒になるの

ベル「…俺は反対も賛成もしない」
一恵「ベル…」

静かな声で続ける

ベル「王子が首出すことじゃねぇし。それにクイーンが幸せになれるならいいんじゃねぇの?」

思っていた言葉とは全く違う回答が返ってきてAは小さく"ぇ…?"と言葉を零す

ベル「だって俺らはそんな人の恋に口出すほど暇じゃねぇし。それにクイーンはもう幸せになればいいんだよ」
千加「べ、ベル?」

急に何を言い出すんだ、とあたふたするAたち

ベル「人体実験されて心も失って…今やっとなくした心戻したんだろ?ならいいじゃん」

"ボスだって鬼じゃねぇんだし"と笑う

貴方「ベル…」
ベル「ほかになんかある?」
貴方「大好き!!!!!!!」

Aは勢い良く抱きつく

ベル「うわっ」
風間「A!!!」
天霧「今くらい許してあげなさい風間。彼はA様の家族なのですから」

ね、と子供をあやすように優しく言う すると風間も押し黙った

貴方「ごめん。ありがとう」
ベル「別に王子は何もしていっつーの」

"しししっ"と独特な笑い方はAの心を安心させた

ベル「…」

ベルは一瞬悲しそうな顔をした それを千加たちは見逃さなかった

一恵「ベル、あんたもしかして…」
ベル「…ししっ…なぁーんのこと?」

無理して笑ってんのは分かってんだよベル…そんな苦しそうに笑わないでよっ

ベル「じゃあ俺行くわ」

ベルはそこでAたちと別れた

…王子一体何カッコつけてんだし…

ベル「千加と一恵には普通にバレてるし。はぁ…」

クイーンは知らないんだろうな…鈍感だし

ベル「はっ…悲しすぎて笑えてくるわ」

自然と悔し涙が流れる

ベル「クイーン…俺…」
リ「ちゃおっす」
ベル「タイミング最悪」

ずびっと鼻水をすすり涙を拭く

リ「お前が泣くなんて明日は雪か?」
ベル「うるせーよ。なんでここにいんだよ」
リ「たまたまここを通ったらベルフェゴールがいたんだ」

二っ、と笑う

リ「その様子からするとAだな」
ベル「…だからなんだし」
リ「これはあいつが選んだ道だからな」

"それは忘れるなよ"とだけ言ってリボーンはレオンに包まれて消えた

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ゲット - めちゃくちゃおもろかった。はよ、続き読みたいわ〜♪ (2014年4月22日 7時) (レス) id: fc94b78614 (このIDを非表示/違反報告)
ユエ - とても面白かったです。早く続きが読みたいです。 (2014年3月30日 7時) (レス) id: 342c89bca3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そうせん | 作成日時:2014年1月22日 20時

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