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「あんたの熱烈な告白、受け取った」

「熨斗つけて返されても返却は不可だ」

「返すわけないじゃろうが」




ぬらりひょんはすまなかったと一言謝るもAはさっきと同じように過去の女に興味などはないと言い放ち、背を向けて歩き出す
それを見て後ろから抱きしめてからヒョイと横抱きにした




「ッ!?」

「ワシの嫁の器がデカすぎて困ったものじゃな!」

「今回に懲りたら女になんか手ぇ出すんじゃないわよ、ぬらりひょん!」

「出しゃあせんよ。
自分の女より下の女に興味など湧かん」

「なによそれ、Aよりいい女だったら出すっての!?」

「馬鹿言うな雪女!
Aよりいい女なんぞ日ノ本中どこ探してもおらんわ!」




そう笑顔で言い放つとぬらりひょんはここをあとにしようとするので一ッ目がどこへ行くのかと聞いた




「Aにゃワシの子を産んでもらわんといかんからのう。
ちょっくら子作りしてくるぜ」

「……宣言するな」

「なんでい、孕ませろ言ったんはお前さんじゃろう?
言質はとったからのう、しっかり孕ませてもらうぜ」

「イキイキするな。腹立ってくるだろうが」




さっきまでの引きつった顔はどこへやら
花でも飛んでそうなほど幸せに満ちた顔つきでぬらりひょんは自室へと向かっていった




「……ね?Aが解決してくれたでしょ」




してやったりな顔をしている雪麗に牛鬼はうっすらと笑みを浮かべながら安堵のため息を小さくついた




「……あそこまで堂々、はっきりと言われるといっそ清々しいな」

「Aのいい所はなんでも面と向かってはっきり言ってくるところじゃない」

「やはり、総大将を支えられるのはA様しかおらんな」

「それは愚問よ」




さて、あと残る問題は珱姫と苔姫ね。という言葉に牛鬼はまた少しだけ頭痛がした気がした












(珱姫たちのことも奥方に任せりゃいいんじゃねぇか?)

(一ッ目、あんた苔姫ね)

(おい、わしの話を聞け)

(珱姫は私が話つけるわ)

(私は何もしなくていいのか?)

(おい聞いてるのか雪女)

(牛鬼よりは苔姫の懐いてる一ッ目と女の私が話に行った方がいいじゃない)

(雪女!わしの話を)

(うるっさいわねさっさと苔姫探しなさいよ!!!)

(はぁ!?)

この腕の中で→←+++++



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Yoduki(プロフ) - 面白いです!続きが楽しみです (2019年9月13日 23時) (レス) id: 64cce11da8 (このIDを非表示/違反報告)
Yoduki(プロフ) - 最高です!続きが楽しみです! (2019年9月9日 12時) (レス) id: 64cce11da8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 0429chuyaさん» コメントありがとうございます!頑張りますので、引き続き愛読よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月25日 13時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Yodukiさん» コメントありがとうございます!これからも愛読よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月25日 13時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
0429chuya(プロフ) - とても面白くて大好きです!!もうすっごく最高です!!!!いつも続き楽しみにしてます!!!!!! (2019年8月22日 18時) (レス) id: d35d3612e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年7月29日 20時

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