お願いだから巻き込むな【青の祓魔師】

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「想像力豊かと言って」

「いや被害妄想だよこれは」



まぁ別に私も全部悪ノリしてるだけだけどね、今
でもひとつ納得したことがある



「だから勝呂くんよく雪男くんのこと呼ぶ時『せんっ…』てなってんのね。
あれ先生のせんね」

「あー、…せやねん」

「納得した」



そっかそっか、と頷き私は笑った



「けどまぁ、私が手の空いてる時だったら私にも色々聞いていいからね。
わかる範囲なら教えてあげるから」

「おん。そんときは頼むわ」

「先生と呼んでいいよ」

「呼ばへんわアホ」



笑いながらそんなことを言ってくるから、私はうわぁ、と傷ついた素振りを見せる
実際は微塵も傷ついてないけども



「ねぇ雪男くん、勝呂くんの当たりが私には強めだとは思いませんか？」

「勝呂くんが心開いてる証拠だと思うよ」

「愛のムチか。なら甘んじて受けよう」

「Aって美人なんにホンマ変な奴やな」

「美人とかないない。目ぇ腐ってるの勝呂くん」

「腐ってへんわ」



雪男も勝呂も、こんなAには少しばかり困っていた
そもそも、Aは、紛うことなき美少女というやつである
元々美人な両親より生まれたAだ
美人でないわけがまずないというのにAはそのことに気がついていない

生まれた時からそんな美人な顔に生まれ、それが自分の顔だと思って生きてきたのだから特に美人であるとは思わないのかもしれない
が、少しくらい見栄えのいい顔をしていることくらいは理解して欲しいのだ彼らは

＋＋＋＋＋→←敷居が高い

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