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敷居が高い ページ9

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高校での生活も、約一ヶ月がたった今では慣れたものになってきていた
それに、友達も増えた



「A悪いんやけど、ここんとこ教えてくれへんか」

「あ、勝呂くんじゃん。いいけどなになに?どこ?」

「ここ」



話しかけてきたのはピアスをつけて金髪メッシュをいれているパッと見 不良の優等生勝呂竜士くん
まぁ見た目からして初めはノータッチで行こうと思っていたのだが、どうやら彼は雪男くんと知り合いだったようで雪男くんの紹介で友達になった
どの道クラスメイトだったので多少のコミュニケーションをしなければならなかったから、一番の難関だと思っていたところがあっさり突破できたことには安心している



「で、こうなる。おけ?」

「おん。解った。ありがとぉな」

「いいえー」



と、そこに雪男くんが登場



「勝呂くんAさんに何か教えて貰ってたの?」

「あ、せん…………奥村くん」



…………前々から思ってたが勝呂くんの雪男くんを見る度ほぼ毎回「せん……」と口走るのはなんだ
せんってなんだ



「数学のここがイマイチちゃんと理解できひんかったんです」

「あー、そこね。
でも一回解るとどんどん解けるようになるよ」

「ホンマですか?なら後で復習せな」

「……あのさ、前から思ってたんだけどさ」

「おん?」

「なに?」



勝呂くんと雪男くんが私を見た



「勝呂くんなんで雪男くんに敬語??」



その質問に、勝呂くんはゲッと言うような表情をした
雪男くんはただゆっくりとメガネを上げている



「あー、なんや。ほら、奥村くん優等生やろ?
首位通過やし、こう、あれや。
首位の人はなんちゅーか、雲の上の人、みたいな?」

「あっそう二位の私はクズだと」

「んな事言ってへんわ!!なんでやねん!」

「ほら見た事か…!
たった一点の違いが今まさにここで出てるんだよ雪男くん!!」

「違う。Aさん違うから落ち着いて」



世の中やっぱ数字が大事なんだァァ!!と嘘泣きしてみれば雪男くんが違う違う、と困ったように笑いながら頭を撫でてきた



「僕、勝呂くんに時々勉強教えててね。
それで先生って呼ばれること多くて、その延長線で敬語が最近よく混じるんだよ」

「………二人で隠れてお勉強会ですか。
除け者にしてそんなに楽しいですか。
そーですかもういいですー!」

「Aさん被害妄想激しいから!!!」



うわー!と机を叩き始めた



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人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります!魔界王子も青エクもどちらも好きなので読めてとても嬉しいです!更新待ってます! (2019年11月12日 16時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2019年10月26日 13時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
三月 - 初めまして!すっごく面白かったです。更新頑張って下さい! (2019年10月17日 13時) (レス) id: 672fceb52b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はるぴすさん» はるぴす様コメントありがとうございます!HQのみならずこっちまで読んで下さるとは有難いです(><) 感謝感激です…。完全に勢いで書いてる作品ですが楽しんでもらえればと思います! (2019年5月14日 17時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
はるぴす(プロフ) - 青エクいいですよね!!この作品もすごい面白いです!ハイキュー作品も青エク作品も応援してます! (2019年5月11日 8時) (レス) id: 33a3e8dbe2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年5月11日 1時

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