今私が想う人に想いを告げられない

128 風間千景 ページ8

一恵｢特に来てなかったと思う｣
ベル｢それより俺らは最優先の任務があるだろ｣
貴方｢ですよねー｣

"早く殺したいなぁ"と頭の後ろに手をやり言う ベルと同じポーズだ

沖田｢…｣
原田｢おい!早くしろよ!始めるぞSHL!!｣
全員｢はーい/へーい｣

とたとたと小走りして教室へ戻る

原田｢こいつらも来たから軽く明日のことを言うぞ｣

三人はぼーっと外を眺める

………はぁ。私…ダメだな。仕事とのけじめがついてない

貴方｢だから私はどこまでいっても甘いんだよ〜｣(つд⊂)
沖田｢どうかしたの?｣
貴方｢いいや｣

なんでもないよ、と笑って安心させようしたA

沖田｢全然そう見えないよ?｣
貴方｢ほっとけー｣

うつ伏せに机に寝る

原田｢…以上だ!!おーいA!生きてるか?｣
貴方｢死にたいでえーす｣
原田｢そんなこと言うなー｣

そういいつつも原田はどんどん進める

原田｢うし。じゃあまた明日な!おわり!!｣

ギャーギャーと騒ぎながら解散する

一恵｢帰ろー｣
ベル｢んー｣
貴方｢行こいこ｣
｢あ、Aー!!!!!｣

とあるクラスメイトがAを呼び止めた

貴方｢んぉ?なんですかい?｣
｢廊下に風間先輩待ってたよ?｣
貴方｢…Disse ora in?｣
(今なんて言った?)

当然のごとく男子生徒は頭に?を浮かべる

千加｢今なんて言った、だって｣
｢え?おれは廊下に風間先輩待ってたよっていった…けど…｣

見る見るAの顔は引き攣っていく

貴方｢あ、ありがとう｣
｢おう!｣

にこやかに男子生徒は去っていく

沖田｢どうかしたの?なんか顔凄いことなってるけど｣
貴方｢…まぁな。ベルとか先に帰ってて?私少し遅く帰るから｣

"なんで?"とは誰も聞かなかった きっと皆察しがついたからだろう

一恵｢了解。じゃあ先帰ってんね｣
貴方｢うん｣
沖田｢…｣

風間…動いたかぁ…じゃあ僕も潮時かな?

貴方｢総司は帰らないの?｣
沖田｢部活だよ｣
貴方｢あー、なる｣

沖田ともここで別れる

A…君は僕と風間…どっちを選ぶんだろうね?…でも僕は負けない。昔とは違うから

貴方｢千景様!ごめんなさい、待たせて｣
風間｢構わん｣

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