出来なかった ページ4
貴女「だから私は苦しむ仲間を助けに行きたいの」
"お願い"と頼んだ
紅炎は静かに聞いていた
紅炎「・・・それが旅に出る理由か?」
貴女「えぇ」
紅炎「里夏は」
貴女「・・・まだ言ってないわ」
つばが悪そうだ
貴女「もしイヤというなら連れていかないけど」
紅炎「・・・里夏がイヤというのならば行かせるわけにはいかない」
きっぱりと言い切った
貴女「!?なぜ!?」
紅炎「確かにAは強い。だが一人では何があった時に何もできない」
確かに紅炎の言う通りではある
紅炎「里夏はAの為ならなんでもするというくらいお前に忠誠を誓っている」
あいつにならAを任せられる
紅炎「A一人では認めん」
貴女「そんな!なんで!?いいでしょう!?」
紅炎「行かせない」
どうしてよ!!!!!!
紅炎「・・・お前を失いたくない」
貴女「!」
その言葉に一気に現実に戻された気がした
紅炎「俺は戦争をして、金属器を何個も持ち、全てを手にした。でもその代わりに失ったものは大きい」
"それが何かわかるか?"
貴女「・・・」
Aはわからない、と首を横にふる
紅炎「信頼だ」
Aは紅炎のいっている意味がわからなかった
貴女「どういう・・・こと?」
紅炎「俺は長男、シンドバッドのつぎの金属器の保持者。だから戦いの腕ではそれなりの信頼はある」
Aは真剣に聞く
紅炎「それ以外ははっきり言って信頼されていない。皆は信頼してるといってもあれはただの忠誠」
Aと里夏は忠誠さえも超えた友情という絆がある
それは俺にないもの
作ろうとしても
出来なかったもの
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威真(プロフ) - こんばんは完結おめでとうございます\(^^)/とても面白かったです。これからも違う作品を期待してます (2014年8月19日 23時) (レス) id: cc46eb8b40 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - こんにちは!!この小説とても好きです!!早く続きが読みたいです!応援してるのでがんばってください(o^-^o) (2014年8月17日 15時) (レス) id: 8c441ecf78 (このIDを非表示/違反報告)
威真(プロフ) - そうせんさん» ありがとうございます(^^)急に出てきて勝手なこと言って申し訳ないです…がこんな僕で良ければ喜んで(^_^ゞ (2014年8月17日 13時) (レス) id: cc46eb8b40 (このIDを非表示/違反報告)
そうせん(プロフ) - 威真さん» これから誤字脱字がないよう気をつけますがもしもあったらまた教えてください!内容善処しますが・・・ (2014年8月17日 13時) (レス) id: a5d173ccf1 (このIDを非表示/違反報告)
威真(プロフ) - そうせんさん» よろしくお願いします(*^^*)僕そうせんさんの作品好きなのでこれからも頑張って下さい!応援しています。長文失礼しました (2014年8月17日 13時) (レス) id: cc46eb8b40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そうせん | 作成日時:2014年7月27日 22時