私の許嫁は赤毛のあの人３【練紅炎】

僕はアリス ページ22

貴方｢ふふっ｣

そこには笑顔で立つA姿

里夏｢A様?｣

貴方｢きゃははははははは!!!!!｣

紅炎｢A…?｣

どうしたのだ?急に…

貴方｢あー…遊杏、お前は僕に殺される｣
遊杏｢僕…?｣

突然一人称が変わった

貴方｢殺してやるよ今すぐ｣
遊杏｢っ｣

やばいと思って逃げるそれもう遅い

どっ…

遊杏｢がはっ…え?｣

遊杏の胸から一本の腕が出ている

それはAの細い腕

遊杏｢ぐっ…なんでっ｣
貴方｢なんで?馬鹿だな。なんでって当たり前だろ?僕はA様を護るために生きてるんだ｣
遊杏｢なんっ…だ…と?｣

にやりと笑ったA そしてズボッと胸から腕を引き抜き血を舐めた

貴方｢僕はアリス。A様の、本来の力を擬人されたジンとはまた異なる生き物さ｣

マス｢アリス?｣
ジャ｢しかしアリスは…｣
アラ｢アリスって、女の子じゃなかったっけ?｣

?を浮かべる皆をAもといアリスは気にしない

遊杏｢なんで…今テレポートをっ…｣

血がとめどなく屋敷に流れる

今この屋敷にはＥＣＭ(超能力対抗措置)を作動させていたはずだ!

貴方｢ＥＣＭなんか僕の主に効くわけ無いじゃん。もしかして効くとでも思ってたの?｣
遊杏｢ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ!!!!!｣

傷の場所をグリグリと足で圧迫する

はしっ

すると誰かがAの腕を掴んだ

貴方｢ん？｣
アリ｢やめましょうAさん。こんなことしちゃダメだ｣

それはアリババだった

貴方｢離してよアリババ｣
アリ｢嫌です。だって離したら続けるんだろ?｣
貴方｢主を苦しめるのが悪い｣

なぜこんなにもノーマルは主を苦しめる?主はただ心から民の幸せを願ってるだけなのになぜこんなにも…誰よりも傷つかないといけない?

アリ｢やめましょう?｣
貴方｢だまってよ｣

ギュンッ

アリ｢っ!?!?かはっ!!!｣

Aはアリババに手を向け、サイコキネシスを発動させた アリババは浮かび、そして壁へと叩きつけられる

アラ｢アリババ君!!?Aお姉さんやめてよ!｣
貴方｢黙ってマギよ。僕は許せないんだ…ノーマルが…おまえたちは主のなにを知ってそんなことを言っているんだ!!!｣

叫ぶと力が入りしたの遊杏が唸る

遊杏｢うが…ぐ…｣
貴方｢主の苦しみを知らないお前らはどれだけ幸せなんだろうな｣

Aからの視線は軽蔑だった

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