偽善者 ページ13
貴方｢今紅炎は痛みは良く分かるって言った｣
紅炎｢あぁ｣
紅炎はAから一度も視線を逸らさない
貴方｢嘘よ｣
紅炎｢何?｣
貴方｢この苦しみは同じエスパーにしかわからないのよ｣
同じ痛みを知る人にしかわからない
貴方｢…偽善者ね、紅炎は｣
紅炎｢かまわない、それでも｣
貴方｢…そう｣
紅炎｢少しでも…A、お前に近づけるなら｣
すると突然紅炎の香りに包まれた
貴方｢あ…｣
紅炎｢確かにエスパーにしかわからぬ痛みはあるだろう。普通の人間にはわかりもしない痛みがあるだろう｣
歯を食いしばるA
紅炎｢わからなくても傍にいてその痛みを和らげることができるかもしれん｣
俺はそんなことにかできない
紅炎｢俺はお前を救いたい…エスパーという檻に囚われるAを｣
貴方｢紅…炎…｣
紅炎｢…はっきり言って俺はAと許嫁になれてとても嬉しかった｣
柄にもないことをいい始める
紅炎｢だからこそ傍でしてやれることをしてやりたい。お前に尽くしてやりたい。国をなくしても懸命に生きるAを…｣
貴方｢あ…｣
紅炎は優しく口づけた
紅炎｢Aをもう一人などにはさせん｣
貴方｢紅炎……｣
ひゅぱっ
里夏｢A姉ー!…っとと…ごちそーさんでっす☆｣
貴方｢………………………里夏ぁぁぁぁぁぁあ!!!!!｣
里夏｢のぉぉぉぉぉぉおおおお!!!!!｣
空中鬼ごっこが始まったとさ←
紅炎｢…ふ｣
紅明｢こんな所にいましたか、兄王様｣
紅炎｢紅明か｣
紅覇｢僕もいるよ、炎兄｣
二人はゆっくり歩いてくる
紅炎｢どうかしたか｣
紅明｢里夏から聞きましたか？明日倭国に行くそうです。なので準備をしろとのことです｣
"そうか"とだけ言うと紅炎は空で喧嘩を繰り広げる二人を眺める
紅覇｢…エスパーって凄いねぇ。魔導士でもないのにあんなことできて…マゴイも減らないから長くあんなことできるらしいしぃ｣
確かに超能力はマゴイを使わないから長時間発動できるが体力は削られる
紅明｢だとしても無茶はさせられません｣
紅炎｢あぁ｣
紅覇｢今日はたくさん寝かせてあげないとぉー｣
二人は"失礼しました"といって出ていった
紅炎はそれからもう少しAたちを見て、宛てがわれた自室へ戻った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんこん！
白龍｢A殿!朝食ですよ!｣
貴方｢今行くわ｣
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果凛 - 面白いです！！これからもいっぱい更新していって頑張ってください！！ (2014年5月9日 0時) (
レス) id: 370364dcf3 (このIDを非表示/違反報告)
練紅奈 - 三角関係！？更新待ってます！頑張って下さい (2014年4月29日 11時) (レス) id: 10f22ae95a (このIDを非表示/違反報告)
そうせん(プロフ) - 美音さん» ななななんですと!?!?!?なんて嬉しい言葉っ!!!!! (2014年4月26日 18時) (レス) id: d90f706512 (このIDを非表示/違反報告)
美音 - めちゃくちゃ面白いですね！！私、こういう小説大好きなんですよ！！ (2014年4月26日 13時) (レス) id: 9201088669 (このIDを非表示/違反報告)
そうせん(プロフ) - プシュケさん» コメありがとう!小説読んでみるね! (2014年4月17日 22時) (レス) id: d90f706512 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そうせん
| 作成日時：2014年4月16日 20時
