私たちは結局… ページ12
貴方｢…同胞の戦いの傷跡を見て、それを戒めとしてこれからを生きることが私に出来ること｣
私だけが無傷で生き残り、こうして許嫁の紅炎といる大事な時間を過ごせるのは同胞たちのおかげ
貴方｢私は皆の最後を見てやれなかった…｣
紅炎｢…｣
貴方｢…あの時…｣
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※《》はテレパシー
《A様!!!あいつらは手当たり次第全てものも人も壊し殺していくみたいですっ》
貴方｢私が行くまで待ってて!!!｣
《このままじゃっあ》
どぉぉおおおおおおおおん!!!!!
貴方｢っ!?!?いやっ待って!!!!!死ぬな!!!!!｣
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
貴方｢あの時もっと早く駆けつけれたら…生きてたの?｣
紅炎｢…戦争に犠牲は付きものだ。死なぬ戦争など存在しない｣
きっぱりを言い切る
貴方｢紅炎…｣
紅炎｢気にするな。俺も戦争に出てたくさんの部下をなくす…｣
お前の痛みは良く分かる
貴方｢…｣
Aはゆっくりとこちらを向く はやりその目には涙があった 頬をつたり落ちていく
貴方｢私夢があったの｣
紅炎｢夢?｣
"そう…"と涙を流しながら言う
貴方｢この力を使って民を幸せにすること｣
手のひらを見てぎゅっと拳をつくる
貴方｢でもその民から浴びた言葉はね…｣
化け物
紅炎｢っ｣
息を飲んだ
Aは…そんなことを…言われていたのか?
貴方｢化け物、消えろ、獣…そんな言葉ばっかり｣
所詮私達エスパーは化け物かいい道具
貴方｢それを思い知った日はもう辛かった。私たちは化け物?生まれつきに持ったこの力…｣
持ちたくて持ったわけじゃないこの超能力
紅炎｢A｢紅炎｣…｣
貴方｢私は…私達エスパーは…人間じゃないんだよ…｣
紅炎｢違う｣
Aはばっ、と顔をあげ言った
貴方｢私たちは結局は皆に怖がられる化け物なんだよ!!!!!｣
いつも優しく微笑むAの顔は悔しさに歪んでいた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
果凛 - 面白いです！！これからもいっぱい更新していって頑張ってください！！ (2014年5月9日 0時) (
レス) id: 370364dcf3 (このIDを非表示/違反報告)
練紅奈 - 三角関係！？更新待ってます！頑張って下さい (2014年4月29日 11時) (レス) id: 10f22ae95a (このIDを非表示/違反報告)
そうせん(プロフ) - 美音さん» ななななんですと!?!?!?なんて嬉しい言葉っ!!!!! (2014年4月26日 18時) (レス) id: d90f706512 (このIDを非表示/違反報告)
美音 - めちゃくちゃ面白いですね！！私、こういう小説大好きなんですよ！！ (2014年4月26日 13時) (レス) id: 9201088669 (このIDを非表示/違反報告)
そうせん(プロフ) - プシュケさん» コメありがとう!小説読んでみるね! (2014年4月17日 22時) (レス) id: d90f706512 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そうせん
| 作成日時：2014年4月16日 20時
