捕食者の遊び/os ページ14
私だけ誘われてない…。
楽しそうに笑うクラスメイト達の画像を見ながらグループラインに既読だけを付けていく。
これっていじめられてるのかな…。
クラスでの集まりなんて聞いてない、鳴りやまない通知音に胸が苦しくなってスマホをミュートにした。
しばらくは封印しておこう。
何かしたのかな、と最近の自分の行動を思い返しても心当たりがない。
無意識に誰かを傷つけてしまったのかもしれない、でも誰をどう傷つけたのかも分からないから謝罪もできない。
グルグルと悪循環と続ける思考。
ピカピカと光るスマホが、余計に焦りを掻き立てる。
見ちゃだめ、見たらまた傷つくだけだ。
良くないモノを覗いてみたくなる衝動はどこからくるのだろう。
そっと放り出したスマホに手を伸ばした瞬間、突然部屋に響いたチャイムの音にビクリと固まる。
誰もいない家に突然の来訪者。
ゆるりと起き上がって、ドアホンのカメラを確認するとそこにはあり得ない人物の姿が写っていた。
なんでうちにマンちゃんが？
慌ててバタバタと玄関へ駆け出す。
勢いよく扉を開けると、急に開いた扉に驚いた様子のマンちゃんが私を見てふわりと微笑んだ。
「そんな豪快に開けたら危ないやん。」
「あ、ごめん。え、てかなんで？」
「何が？」
「だって、今…クラスの皆で…。」
最後まで言葉が出なかった。
だって人気者のマンちゃんが誘われてないわけがない、でもそんな事聞いたら私が誘われてない事がバレちゃうかもしれない。
そんな事マンちゃんに知られたくなかった。
誰かに嫌われてるなんて思われたくないし、口に出したら悲しくなる。
俯いてそれ以上何も言わない私に、頭上でふっと笑う声がした。
「上がってもええ？」
「あ、ごめん。どうぞ上がって。」
微妙に低下した思考の最中で思わず答えてしまったけど、一体何しに来たんだろ。
というか誰もいない家に簡単に男の子を上げるというのも如何なものか。
そうは思っても、すでに靴を脱いだマンちゃんはまるで訪れた事があるかのように真っすぐに私の部屋へ向かっていた。
「ごめん、何もないけど。適当に座ってて何か飲み物取ってくるね。」
「お構いなく。」
自分でもファンシーすぎると思うほどの部屋にちょこんと座るマンちゃん。
そのファンシーさがやけに似合っているのがなんだか面白くて、ふふっと笑ってから部屋の扉を閉めた。
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ことこ(ドS娘)(プロフ) - だいぶ前の小説にコメント失礼します。あなた様のエミさんの認識はどうなってるんですか…変態ですか……好きです｡｡｡｡｡｡｡ (2020年12月2日 22時) (
レス) id: 5e03690c33 (このIDを非表示/違反報告)
生真面目な炊飯器(プロフ) - あ、良かったーびっくりしたゾ（笑）というか見てますよ…！もう光の速さで短編集3へ飛んでったンゴ！そして幸せになりました(小並感) (2017年11月19日 9時) (レス) id: b04e9ddf40 (このIDを非表示/違反報告)
ひとちん(プロフ) - 生真面目な炊飯器さん» 垢間違えてました(笑)短編集３もできましたのでぜひ見て頂けると嬉しいですー！ (2017年11月19日 1時) (レス) id: 5e55a572da (このIDを非表示/違反報告)
生真面目な炊飯器(プロフ) - 短編2までお疲れ様でした♪次は3ですか！楽しみだー（*＾＾*)心ぐるぐるっ待ち♪してます（笑）いつも素敵なお話ありがとうございます！ (2017年11月18日 6時) (レス) id: b04e9ddf40 (このIDを非表示/違反報告)
ひとちん(プロフ) - ひらめさん» ひらめさんコメントありがとうございます！そして今まで気付いてなくてすみませんでした！(笑)シッマは難しいんですがコネシマスター達の為にもっと書けるように精進します！！今後も仲良くしてくださいね！！ (2017年11月15日 19時) (レス) id: 5e55a572da (このIDを非表示/違反報告)
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