＃１９２ ページ42
甚爾side
甚爾｢ﾊｯ！…化け物が｣ﾆｯ
何なんだ…今の有り得ねぇ呪力の出力は…無下限術式っつーのは計り知れねぇな
受身はとったが、今の五条悟の攻撃を正面に受け
戦っていた場所から簡単に数百メートル吹っ飛ばされて、建物の壁に叩き付けられ体制を崩される
甚爾｢…！｣ｸﾞｯ
立ち上がり体を伸ばして怪我の具合を確認するが…
骨はイッてねぇな…今の衝撃波(？)が無下限呪術 反転術式｢赫｣か…
無下限呪術の術式は大きく三つ
�〇澆瓩詢�:ニュートラルな無下限呪術
��引き寄せる力:強化した無下限呪術｢蒼｣
そして……
�Ｃ討�力:術式反転｢赫｣
甚爾｢…｣ﾆｯ
…全て、問題なし
�〇澆瓩詢呂聾気茲蝓牒�引き寄せる力はリーチを得た今、逆鉾で掻き消すか俺の足でちぎれる
�Ｃ討�力はタイミングさえ外さなければ、逆鉾を盾にしのげる
だけど……違和感…一体何だ
悟｢…｣ﾀｯ
甚爾｢…！｣
俺が自身の中に感じる違和感に気を取られている間に、一瞬にして飛ばされた俺の元まで 易々と五条悟は姿を現す
この違和感は何なんだ…わかんねぇ……
悟｢…｣
甚爾｢…！｣
違和感＿＿
甚爾｢…いや、これでいい｣ﾆｯ
もやもやした違和感、その正体が…五条悟と目が会った瞬間に はっきりと分かった…
自らが
五条悟、お前の その目は紛れもなく呪術の目だ
その目を見て、今まで浴びせられて来た冷ややかで 決して救いの手を差し伸べる事など無かった人間達の視線を思い出した
＿｢貴様など禪院の恥晒しだ…｣
＿｢何故、お前の様な出来損ないが我が血筋に生まれてしまったのか…｣
＿｢呪力の無い人間など生きる価値無し｣
違和感＿＿
軽くあしらい 適当に金が手に入ればそれでいい…それが俺のスタンス
だから、達成不可能な依頼という可能性が発生した時点で『タダ働きなんてゴメンだね』と言ってトンズラこいてた
だが目の前には覚醒した無下限呪術の使い手…恐らく現代最強と成った術師
俺一人の力で敵うか そうじゃないかと言われれば、絶対なんて言い切れねぇ…だけど……
ｼｬｧｧｱｱｱｱ……ﾄﾞｺﾞｫｫﾝ!!!
悟｢…｣ﾊﾞｯ
甚爾｢…ｯ｣
否定したくなった…捩じ伏せてみたくなった……
俺を否定した禪院家 呪術界 その頂点を…
自分を否定するために、いつもの自分を曲げちまった……
ﾄﾞ……ｯ
その時点で、負けていた…
甚爾｢
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P(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。この章内か、次の章では確実に落ち着きます！ (2022年4月30日 10時) (
レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 五条悟と夢主ちゃんはいつ結ばれてますか？ (2022年4月30日 0時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：P | 作成日時：2022年4月4日 0時
