＃１９１ ページ41
悟｢A、いいか？俺がいいって言うまで、ここで目ぇ瞑ってろ…｣
A｢……でも…っ｣
悟さんが戦いに行くんだと分かっているから、やっぱり簡単に了承なんか出来なくて…思わず私の頬に優しく触れるその手を掴む
私のせいで悟さんが また危険な目に遭うなんて…
そう思った…けど……
悟｢大丈夫だから……俺を信じて待ってろ｣
A｢…｣ﾊｯ
それは……今まで聞いた事の無い程 優しくて、でも力強くて諭すような声色…
私を見つめる瞳は、自信と覚悟…それから、私を守るという強い意志を伝えていた
信じろ＿＿
口先だけじゃない、真っ直ぐで迷いの無いその言葉を……悟さんの強さを…
A｢…っ…………はい…！｣ｸﾞｯ
私が信じなくては…と、心底思わしてくれる物だった
悟｢…ん。じゃあ、行ってくる！｣ｽｯ
A｢…！｣
悟さんは頬に添えていた手で、今度は私の瞼をそっと撫でて目を瞑らせた
私も、悟さんなら絶対に大丈夫だと自分に言い聞かせて
抗う事無く、祈るように…そのまま受け入れて瞼を閉じた
−−−−−−−−−−−
悟side
Aが俺の言葉を信じて目を閉じたままで居てくれるのを確認して、今度は体目一杯に殺気と呪力を込め男に向き合う
甚爾｢……さて、じゃあ……第二ラウンドと行こうじゃねぇか｣ｸｽｯ
悟｢……おう｣ｸﾞｯ
……ｶﾞｯ!!
俺達の放つ攻撃が、地面や瓦礫を破壊する音を立てながら土埃を舞わせる
Aの居る地点から徐々に距離を離しながら男の攻撃を躱す
こいつの武器は、さっきの戦いで良くわかった
天与呪縛によるフィジカルギフテッド…
有り得ない程の研ぎ澄まされた五感による全神経の鋭さ
今まで戦ってきた相手を総じても、トップに入る強さがある
そして体に巻き付く、あの芋虫みてぇな呪霊の中に保管されている呪具や武器
さっきは触れた相手の呪力を無効にする、特急呪具である天逆鉾を使用されて 危うくお陀仏になる所だった
きっと あいつの事だ、まだ他にも所持してんだろうな…
……だが…っ
悟｢…｣ﾌｯ
甚爾｢…！｣
俺も今……呪力が身体中に満ち満ちて心地良い…
反転術式によって生まれた正の力
その力を自らに刻まれた無下限の術式に流し込む…
術式反転＿＿＿
悟｢赫…｣
甚爾｢…｣ﾊｯ
ｷｭ…ﾝｯ……ﾄﾞｺﾞｫ!!
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P(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。この章内か、次の章では確実に落ち着きます！ (2022年4月30日 10時) (
レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 五条悟と夢主ちゃんはいつ結ばれてますか？ (2022年4月30日 0時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：P | 作成日時：2022年4月4日 0時
