＃１７５ ページ25
傑side
気を利かせた……
そう言った悟は、手に掴んでいた物を軽々と投げ捨てて手を払う
傑｢待ってくれ悟……君何か誤解してるよ…っ｣
もしかして、さっきAを慰めていたのを見られたのか…？
傍から見れば…何かしら誤解を抱く事もあるかもしれない
そう思って訂正しようと歩み寄ると…
悟｢……いいよ、別に…何も誤解なんかじゃないだろ？前々から知ってたし、傑の気持ちは｣
傑｢いや…悟、だから…さっきのは……っ｣
さっきのは…事実を知らないAが、君の気持ちに応えたくても応えられないと苦しんでいたから……
そう続けようとして、言葉を詰まらせた
悟の誤解を解くには本当の事を話さなくてはいけない
Aが記憶を取り戻した事や、悟の告白に対して…応えたくても応えられないと苦しんでいる事
Aが……悟を好きだと言う事…
それは、私から話していい事では無いだろうし…私からは言えない
いや、言いたくない……
悟｢………とりあえず、高専への連絡は俺がしとくから…傑はあいつん所行けば？
連絡入れ終わったら俺もぼちぼちそっちに向かう｣
傑｢…っ…さと……｢いいから……行ってくれ…頼む…(悟 ﾌｲｯ
頼むと言った その声が、絞り出す様な…泣きそうな声で
傑｢…｣ｶﾞﾁｬｯ
悟のそんな声は…初めて聞いた……
A｢…！傑さん、お待たせしました｣
夕凪｢五条様はご一緒では…｣
傑｢あ……えっと…直ぐ来ます｣
A達の元へ戻ると、既に着替えを終えたAの姿があった
傑｢それより A…悟が戻る前に、夕凪さんには話した方がいい｣
A｢…っ……そう…ですね｣
私の言いたい事を察したAが、少し躊躇いながらも頷いた
夕凪｢…？何の…お話でしょうか…｣
A｢夕凪…あの、私……実は記憶が戻ったの…｣
夕凪｢…………え…ほ…本当ですか！？お嬢様…っ｣
A｢黙っていてごめんなさい…｣
夕凪｢いえ…っ…でも…本当に良かったです…っ｣ｸﾞｽｯ
A｢ありがとう…ずっと心配掛けてごめんなさい｣
傑｢それで…その事について、明日 高専に報告しようと思う
とりあえず硝子には、この事を話してもいいと思うんだ…
硝子もかなり心配しているし、硝子なら悟との事も分かってくれるだろうから｣
A｢…そうですね。このまま心配を掛け続けるのも心苦しいですし…早く安心させてあげたいです｣
…どの道、さっき悟に殺られた連中の事でも高専には呼ばれるだろうし…
いろいろと、私も硝子に相談したいからな…
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P(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。この章内か、次の章では確実に落ち着きます！ (2022年4月30日 10時) (
レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 五条悟と夢主ちゃんはいつ結ばれてますか？ (2022年4月30日 0時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：P | 作成日時：2022年4月4日 0時
