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#152 ページ2

悟side

ガラァ…

Aの着替えの為、傑と部屋を出て自販機近くのソファーに腰掛ける

傑「悟も何か飲むかい?」ピッ…ガコン…

悟「いらねぇ…」

自販機で自分の分を選びながら、背中越しに聞いてくる傑にそう返す

傑「…悟、この間はすまなかったね…感情的になり過ぎて」

悟「……いや…傑の言ってた事は間違ってねぇし…」

傑「君が塩らしいと調子 狂うな」クスッ

悟「な…///」

傑「あの時、Aから目を離したのはお互い様だと言うのに…私も大人気なかったよ

…今度こそ守ろう、私達二人で…ちゃんと」スッ

悟「…」

俺の方へ向き直ってそう言う傑は、俺に缶ジュースを差し出しながら真剣な表情をしていた


二人で…か……

悟「でも…あいつは俺になんて守られたくないんじゃ…」

傑「…!君、本当に五条悟かい…?」

悟「…っ…どう言う意味だよ!」

傑「もっと自信を持ちなよ…Aの記憶が失くなった原因が、必ずしも悟のせいとは限らない

それに、もし悟との事が原因だとしても…思ってるような理由じゃないかもしれないよ?
あんまり憶測だけで物事を決めつけるのは良くないさ

何より、今 Aを守れるのは私達二人だけなんだから」

悟「…」

傑「だから悟も、Aが無事に記憶を取り戻せるように協力しなよ?

もし万が一振られる事があれば、胸くらい貸してやるからさ」

悟「……何が悲しくて、野郎の胸なんかでメソつくかよ」ケッ

傑「ふふ…」





A「確かに、春の陽気…と言う感じではありませんね」

傑「6月も中頃だしね」

夕凪「お嬢様、ペチュニアの花が綺麗に咲いてますよ」

A「本当ね!我が家の庭にも、毎年これくらいの気候の時期に植えてあるわね」

Aの身支度が終わり、高専の敷地内の花壇のある場所まで移動

記憶を失くして直ぐのAを連れて行けるのは、安全面を考えると高専の敷地内だけ
あまりにも記憶の戻りが悪い場合は、自宅に戻って生活したり
学校への復帰も検討する必要があるそうだけど…一旦高専内なら結界もある分危険は少ないから


A「…悟さんは、室内でもサングラスを掛けてらっしゃいましたよね

外に出てもそれだけ真っ黒のレンズで、室内でも見えるなんて不思議なサングラスですね」

悟「え…っ…あぁ…俺のは遮光用とかじゃなねぇからな…っ」

突然 Aが会話を振ってきて驚いた
記憶が無いと分かっていても、あんな反応をされた後じゃ…

A「本当に不思議な…………ぁ…」ハッ

悟「…?」

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑   
作品ジャンル:恋愛
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P(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。この章内か、次の章では確実に落ち着きます! (2022年4月30日 10時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 五条悟と夢主ちゃんはいつ結ばれてますか? (2022年4月30日 0時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:P | 作成日時:2022年4月4日 0時

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