+++++ ページ42
.
「A!」
「!Aさん!おじいちゃん!!」
「転校生!!」
私助けようとしてぬらりひょんが前に出て、更に転校生がそれを庇うという最悪の連鎖が起きた
ぬらりひょんも私ならば大丈夫なことは知ってはいたろうが咄嗟に体が動いたのだろう
転校生に至っては私とぬらりひょんを普通の同級生とお爺さんと思っているからの行動だ
「大丈夫か転校生!
こちらのことなど気にせず戦えば良いものを!」
「おい…ワシらのことはほっとけ」
「そうはいかん!!
おじいちゃん、Aさん!!つかまって…!!」
「「!?」」
転校生は式神 禄存を出すとそれは私とぬらりひょんを背に乗せてビルの上へと避難させる
「おーい!ありがとよー花開院の………!!」
屋上に着き公園を見れば、転校生が傷だらけで立っていた
「おいっ…おじょーさん?」
「……ぬらりひょん、自分の為に式神使ったからだ、などと思ってはいないな」
「!…思っとるぞ。ワシらなんぞの為にあの娘は…」
「舐めるなよぬらりひょん。
あの子は花開院の本家の子だ。
あやつの才能は、折り紙付きだ」
あの子が何体もの式神を同時に扱えるのを私は知っている
感知能力は酷いものだが、式神を扱う精神力は恐らく花開院の中でも相当なものだろう
そして、やはり転校生は私たちに与えた式神以外にも二体の式神を繰り出した
「!!…まさか…式神をあの歳で三匹も出すとは……」
「言っただろう」
「信じられん……すごい才能じゃなぁ…ほうー」
「所謂天才と言うやつなんだろうな、転校生は。
まぁ秀元の方が凄かったが」
「あれは天才の中でも頭飛び抜けた天才っちゅーやつじゃ」
その後転校生は人体一式という式神と腕を融合させた
ネーミングセンスについては追求しないでおく
しかし、部下は倒せたがムチは倒せておらず、転校生へ攻撃をくらわした後ムチはぬらりひょんと私のいる所へと飛んできた
転校生を見たが、ムチの毒で体が思うように動かないのだろう
動きが随分と鈍くなっていた
「Aは下がっとれ。
こいつが用があるのはワシじゃ」
「………そうか」
「護衛は…しばらく来ないぞ。
登ってくれば10分はかかる。
ビルの上に逃げて…逆に追い詰められたな」
私は何も言わず黙って下がる
ぬらりひょんはゆらりと姿を元の姿に戻し、ムチを見て何も言わない
.
598人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
江(プロフ) - printemps(プランタン)さん» そうなんです。一応最強設定ではありますので…^^; (2020年5月21日 15時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - しろくまさん» ご期待に添えたようでよかったです(*^^*) (2020年5月21日 15時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - もう知ってるけど、夢主最強説 (2020年5月17日 10時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま - 更新ありがとうございます!わぁ(*´▽`*)リクにお応えして下さりありがとうございます!めちゃくちゃ面白かったです笑 鴆様流石ですし、狒々のなんとも言えない子供感がたまらなかったです!楽しみに待ってます!更新頑張ってください! (2020年5月16日 20時) (レス) id: 4a9ec96a98 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 木乃伊さん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年5月16日 19時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:江 | 作成日時:2020年3月21日 20時