そいつは隣にいる ページ37
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長期休みが終わり約一週間ほどが経つ
先日カナが13歳の誕生日に妖怪に襲われて大変だったという話をカナ本人から聞いた
しかもその後妖怪の主と出かけたとも
話すカナの様子からして妖怪ver.リクオに気があるのはほぼ確定だろう
全くリクオは何をやっているのか
「あっ、おはようAちゃん！」
背後から掛けられた挨拶に振り向けば声の主である孫が見えた
「ああ、おはようリクオくん」
…………ん？
私は振り向いて挨拶した後、ふと不思議な光景に首を傾げそうになった
「？Aちゃんどうかした？？」
「ああ、いや。なんでもない」
いつも学校にまでついてくる護衛は雪女だけだったろうに
何故か増えているぞ？
疑問を抱きつつ私たちは自分のクラスへと行き、いつものような一日を過した
放課後、買い物がてら帰路である街を歩いていた
高層ビルが立ち並ぶ東京では当然ビル風というものが起こる
ビュゥゥゥと強い風が起こり、私は思わず片目を瞑った
「キャッ」
「もう！！すごいビル風〜〜〜〜〜！！」
「ホホウ！！高層ビルもいいもんじゃのう〜」
たまたますぐ近くで聞こえた見知った声
私はほぼ条件反射的にそいつの頭をぶん殴った
「ゴフッ！！！」
「総大将！！？」
「イッ、痛てェじゃねぇかなにす…A！？」
「このたわけが」
私を見るやいなやゲッとした顔をする好々爺姿のぬらりひょん
「いっ、今のはっ、あれじゃ！」
「どれだ」
「あー、あれは…あれじゃよ！！！」
「貴様が馬鹿であることしか私にはわからん」
「ああ！？」
「えっ……おっ、奥方ッッッ！！？」
ふと足元で聞こえる声に視線をやると、なんとも懐かしいことか
納豆小僧がいた
「おお…久しいな納豆。元気にしておったか？」
「えっ、えっ…ぇぇえええ！！？！？
何がどうなって、え！？総大将！？え！？」
「おー、随分と混乱しとるのう納豆」
「そりゃそうでしょう！？」
納豆の混乱具合に私はくすくすと笑った
ぬらりひょんは簡単に私がここにいる理由を説明した
本当にざっくりとだったが
「て、転生って…
じゃあ本当に、本当に奥方なんですか！！」
「ああ。そうだ。
体に流れてる血は違うが魂は変わっとらん」
「ううっ、会いたかったですー！」
「私もだ、納豆」
相変わらず納豆臭いな。そりゃ俺納豆ですから！！
そんな会話をしながら私はたちは誰が言うまでもなく並んで歩き出した
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江(プロフ) - printemps(プランタン)さん» そうなんです。一応最強設定ではありますので…^^; (2020年5月21日 15時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - しろくまさん» ご期待に添えたようでよかったです(*^^*) (2020年5月21日 15時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - もう知ってるけど、夢主最強説 (2020年5月17日 10時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま - 更新ありがとうございます！わぁ(*´▽`*)リクにお応えして下さりありがとうございます！めちゃくちゃ面白かったです笑 鴆様流石ですし、狒々のなんとも言えない子供感がたまらなかったです！楽しみに待ってます！更新頑張ってください！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: 4a9ec96a98 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 木乃伊さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月16日 19時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年3月21日 20時
