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「今日の朝に聞いたんだけどな。
親父が会う前におふくろの家行ってたからそん時に聞いた。
笑って言ってたぜ、リクオに口説かれたってな」



もはや、ぬらりひょんは軽く頭を抱えていた



「いやー、親父。
流石親父自身が似てるって豪語するだけあって好きなタイプまで似てるらしいぜ」



鯉伴に至ってはもはやからかってる



「はぁ………
そこは似んでもええじゃろリクオ………」

「しかし、A様のような方が身近に居たのなら恋慕を抱くのは致し方ないかと思いますがな、私は」

「それも分かる。あのおふくろだしな」



皆が惚れ込む、気高く美しい、A

と、その時閉めた襖の外からちょうど話題に上がった人物の声がした



「おじーちゃん、父さん!
母さんがお茶持っていけって言ってたから持ってきたんだけど!」

「おー!入っていいぞー」



鯉伴の声に返事をして襖を開けた



「あれ、変わったメンバーだね?はい、お茶」

「おう、ありがとなリクオ」

「ううん。大丈夫だよ」



お礼を言われ、リクオはニコリと笑う
そしてふと鯉伴の隣にいる人を見て、また鯉伴に戻し、今一度直ぐに隣の人に視線を戻した
俗に言う、二度見である



「え!?誰!?
父さんに似てるけど夜の僕にそっくり!?!?」

「お前にそっくりなんじゃなくてお前がワシに似とるんじゃ」

「………………誰ッッッ!!!?」



今の発言を聞き、少し考えたがリクオの中で答えが出なかったのだろう
同じ質問をぶつけていた
それに鯉伴たちは笑った



「とっ、父さんに兄弟なんかいたっけ!?!?」

「居ねーよ。落ち着け、リクオ」

「ってか、じいちゃんは?
じいちゃんも居るって母さん言ってたのに…」



トイレとかに行ってるの?なんてリクオは言う



「…目の前におるじゃろ、リクオ。のう」

「……………いや、あの、ですからどちら様ですか?」

「ブッ、フ、ハハッお、おもしれぇ…」



鯉伴は大爆笑したいところだが我慢をする
とはいえし切れずに笑いは漏れてるし体は震えている



「お前いつもは割と察しがええのにこういう時に限って頭が回らん奴じゃのう」



そう言ってぬらりひょんの体はゆらりと揺れると、リクオのよく知る祖父である好々爺になっていた
その事にリクオは目を見開く



「え!?じいちゃん!?!?」

「そうじゃと何度言えばわかる!」

「な、ならさっきの姿は!?」



ゆらりと体がまた揺れると、再び姿は夜のリクオに似たものへと変わる



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(プロフ) - printemps(プランタン)さん» そうなんです。一応最強設定ではありますので…^^; (2020年5月21日 15時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しろくまさん» ご期待に添えたようでよかったです(*^^*) (2020年5月21日 15時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - もう知ってるけど、夢主最強説 (2020年5月17日 10時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま - 更新ありがとうございます!わぁ(*´▽`*)リクにお応えして下さりありがとうございます!めちゃくちゃ面白かったです笑 鴆様流石ですし、狒々のなんとも言えない子供感がたまらなかったです!楽しみに待ってます!更新頑張ってください! (2020年5月16日 20時) (レス) id: 4a9ec96a98 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 木乃伊さん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年5月16日 19時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月21日 20時

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