何気ない幸せ ページ28
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「A」
「なんだ」
あの日以来、ぬらりひょんは入り浸るように私の家へ来る
多分私が家にいる時間よりこいつが私の家にいる時間の方が長い(学校の為日中不在)
「お前ぇ…ウチに来んか？」
「？それは本家に遊びに来ないかと言っているのか？」
「いや、本家に住まねぇか、と言っとる」
流石としか言いようのないこの男
何を突然突拍子のないことを
「何を馬鹿なことを…住むわけがないだろうが。
まず遊びにも行くつもりもない」
「何故じゃ」
「私が本家に行ってみろ。
お前の代からいる奴らは私を見てひっくり返るぞ」
「面白いから普通にアリじゃ、それ」
「普通にナシだ」
このぬらりひょんの愉快犯め
「別にええじゃろ。お前が戻ってきた。
それは鯉伴は当然として狒々も牛鬼も、しかも首無も知っとるそうじゃねぇか」
そこまで知られてるならもう大々的に言ってもいいんじゃねぇか、とぬらりひょんは言うがこいつは孫のことを考えてるんだろうか
突然同級生が家にいて、しかもその孫に私がウン百年前に死んだ祖母が生まれ変わったんだぞ！なんて言ってへーそうなんだ、とすんなり受け入れられるほどリクオは馬鹿じゃない
突っ込むべきところにきっちり突っ込むタイプの孫だぞ
「………リクオの事を考えて無さすぎだぞ、お前」
「あ？リクオ？
………ああ、そういや同級生なんだっけか？」
それがなんだ、と言いたげなぬらりひょんの間抜け面
あまりの間抜けさに怒りすら起こらず呆れる
「リクオは明日若頭を襲名するのだろう？
そんな忙しない時期に一々問題を増やしてやるな」
「なんじゃい、随分とリクオのことを優先させるのう」
「あれは私の孫だぞ？優先させるに決まっている」
「ワシよりか」
……………ああ、本当久しぶりだこの感じ
相変わらずの私に関することにだけなる心の狭さ
「はぁ。こんな祖父でリクオも苦労するな」
「どういう意味じゃい！」
「そのままの意味だ」
私はひとつため息を吐いた
「…明日、リクオが若頭を襲名するのなら明日牛鬼が裁かれるのか」
「そうじゃな」
「どうなると思う？」
単なる興味で聞いてみた
するとぬらりひょんは私の出した茶が入る湯のみを持ち口元に持っていく
その様子はどこか真剣で、その顔は孫に対するものではなく一人の後継者としてのリクオへの言葉に見えた
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江(プロフ) - printemps(プランタン)さん» そうなんです。一応最強設定ではありますので…^^; (2020年5月21日 15時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - しろくまさん» ご期待に添えたようでよかったです(*^^*) (2020年5月21日 15時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - もう知ってるけど、夢主最強説 (2020年5月17日 10時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま - 更新ありがとうございます！わぁ(*´▽`*)リクにお応えして下さりありがとうございます！めちゃくちゃ面白かったです笑 鴆様流石ですし、狒々のなんとも言えない子供感がたまらなかったです！楽しみに待ってます！更新頑張ってください！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: 4a9ec96a98 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 木乃伊さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月16日 19時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年3月21日 20時
