マイペースなのはいつものこと ページ41
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今現在、清継別荘の露天風呂にて入浴中
「…………」
つららがおらん…
まぁ雪女だろうから湯船にはあまり浸かりたくないだろうが…
男共とつららの気配が遠ざかっていく
どこかに行ったか
まぁ私には関係ない事だ、と私は風呂を楽しむことにした
「妖怪とか全然興味無いけどォ
この別荘気に入っちゃったぁー
さっすが清継くん。もう一生ついてくー」
「巻あんた現金すぎるよー」
「だってー」
しかし、まさか捩眼山に温泉が湧いてるとは知らなんだ
400年後に知る新事実だな
「私もう出るね！」
「早ー。もっとゆっくりしていきなよー」
「…………………」
カナは恐らく何も気づいてないんだろうが早く出たのは正解だろう
何やら面倒なことになってるようだ
妖怪に囲まれてる
まぁ、慌てることなどせんが
「どしたのゆらちゃん」
転校生も妖気を感じたのか、不思議そうに周りを見つめている
「なんか…視線を感じて…」
…………感じたのは妖気ではなく視線か
間違ってはないが、陰陽師としては随分と酷いな察知能力
「え！？うそマジで！？あいつら〜！！のぞき？
こっちにAがいるからってふざけんな！」
ちょっと出てきなさいよと巻が視線を感じると言われた方に行くと塀の上からのっそりと出てきたのは、巨大な鬼蜘蛛…だと思う
「……随分とでかいのが出てきたな」
だがノロマそうだ
「禄存！！」
転校生はすぐさま式神を繰り出した
「なんだこれ…！？し………式神か！！」
「な…なに…？」
「ゆらちゃん……………！？」
「入浴中の陰陽師おそうなんて…ええ度胸やないの」
…転校生が何とかしてくれるのならば、私はゆっくりと入浴をするとしよう
「A！！あんたも早くこっちに避難しなよ！！」
「断る」
「なんで！？」
「鬼蜘蛛如きに湯浴みの邪魔をされるのは癪に障る」
「今そんなこと言ってる場合なの！！？」
牛鬼の部下は転校生を後回しにし、私や巻たち三人を先に殺すことにしたらしくそれに慌てた2人は建物の中に入ったと思いきや恐らくセキュリティの何かをやったのだろう
シャッターが突然締まり始め侵入者〜とただ放送が鳴っただけでむしろその音を聞き付け襲われている
「…頭が痛いな」
妖怪にセキュリティなんぞきくわけがなかろう
考えずともわかることだろうに
私は攻撃をひらりひらりと上手く交しながらただただ、ため息を着くばかりである
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mikitty(プロフ) - 更新されていて、とても嬉しくてニヤニヤしちゃいました… (2020年3月16日 15時) (
レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - とても面白く続きが気になるので更新頑張ってください！ (2020年3月16日 10時) (レス) id: 8c7b14ea8f (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - ワクワクドキドキしすぎて更新が待ち遠しいです！今回も面白かったです！ (2020年3月16日 7時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)
あかがみ(プロフ) - 早速読みました！続きが気になっていたので更新してくれて嬉しいです！次回も頑張ってください！ (2020年3月16日 0時) (レス) id: 55e841535d (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！更新頑張って下さい！ (2020年3月14日 3時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年1月11日 19時
