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だが大幹部も又この態度
彼らが旧知であることは明らかだった
「とまぁ、とりあえずワシの奥が戻ってきた。
しかもリクオと同じように四分の一は妖怪じゃ。
あの蛇女の娘でのう、妖怪としての力も保証できる」
「あ、あの蛇女のですかい！？」
「ああ！いいかてめぇら！
これからはAの扱いには気をつけることじゃ。
何かあればワシや鯉伴は黙っとらんぞ」
そういえば鯉伴は、と私はぬらりひょんの腕の中で身を何とか捩り愛息子を見つける
目が合えば鯉伴は笑った
「…なんだ？その可愛い顔は。母に抱きしめて欲しいのか」
「そりゃ嬉しいねぇ。美人に抱きしめてもらうのは大好きだ」
「妻に怒られるぞ、貴様」
「美人っつっても、おふくろレベルの人に、な」
おふくろレベル、ということは暗に鯉伴はAしかいないと言っているのである
素直なのそうでないのか分からない息子の頭を優しく撫でた
あいにくぬらりひょんが離してくれないので近寄って抱きしめることは叶わない
そして鯉伴からそのまま横に視線をずらせば私を見たまま固まっているリクオと酌をしていたんだろう雪女と目が合った
これは説明が必要そうだな
「…ぬらりひょん、離してくれないか？」
「ん？断るぞ」
「リクオにちゃんと説明せねばなるまい」
「ほっとけ」
「鯉伴」
私はこれは私の力だけでは引き剥がすのは無理だと瞬時に悟り、息子の名を呼べば息子も分かっていたのだろう
すぐに行動に移してくれた
「へいへい。おら親父、お袋離せって」
「あﾞ！おい鯉伴！何しやがる！？Aを返さんか！」
「狒々、牛鬼。親父押さえつけといてくれ」
「承知しました」
「相変わらず奥方にべったりじゃのう大将」
暴れ出すぬらりひょんと奮闘するその下僕たちは無視し、私は孫の元へと向かった
「A、ちゃん…なんだよな…？」
「すまんな、黙っていて」
「いや…え…あー…悪い。よくわかってねぇんだ、今」
混乱と動揺を顕にしている孫に申し訳なくなりながら、私はわかる限りのことを掻い摘んでわかりやすくリクオに説明した
頭のいいリクオは混乱しつつも、しっかりと理解していく
「は…じゃあ前に俺に"意味はない"って言ったのは…」
「ああ、こういう事だ」
「お、桜夜！
貴女、そ、そそ、総大将を誑かしたのね！？」
「待て、何故そうなる？話聞いてたのか、雪女」
「り、リクオ様まで誑かして！！」
「…おぬし、雪麗に比べて妄想が激しいな」
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江(プロフ) - 紅葉さん» こちらこそありがとうございます！待ち望んでいただいてるようで嬉しいです。更新頑張ります！ (2020年11月12日 18時) (
レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - MAREさん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2020年11月12日 18時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます！早く遠野編や京都編なども読んでみたいです。これからも更新頑張ってください！ (2020年11月6日 20時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 更新まってましたー！更新ありがとうございます(o^-^)これからもゆっくり頑張って下さい！応援してます〜！ (2020年11月6日 18時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - あいねこさん» いえ、一応まだ更新はします。ただ単に今亀更新なだけです、すみません汗 ですが、サイトへの移行が終わればどうするかわかりません。でも現在としてはまだ更新いたします。 (2020年10月29日 21時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年5月21日 15時
