いつか必ず燃やしてやる【ツイステ】

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………ただのゴーストなんだけどな？？？



逃げ切ったみんなは少しばかり息を荒くしていた



「ここもゴーストがうろうろしてんのかよ！」

「わぁ、沢山いるね」

「お前さっきから力抜けるコメントしかしないのやめてくんね！？」



いや率直なコメントしか言ってないんだけど…



「いちいち構ってたらキリがない、先を急ぐぞ」



騒ぐ私たちを見て、デュースは真っ当な意見をぶちかましてきた
うん、そうだね、ごめん

けれどそれにカチンときたらしいエースは顔を顰めた



「偉そうに命令しないでほしーんだけど。
大体、お前があんな馬鹿な真似しなきゃこんなことになんなかったのに」

「元はと言えばお前が掃除をサボったのが原因だろう！」

「それを言ったら、最初にハートの女王の像を燃やしたのはそこの毛玉だぜ！」

「ふな゛っ！
オマエがオレ様を馬鹿にしたから悪いんだゾ！」

「ちょっと、不毛な喧嘩やめてくれない？
今ここで誰が悪いっていう議論したってなんの得もしないんだけど？」



責任の擦り付け合いなんてみっともない
はぁ、とため息を大きくつく



「Aの言う通りだ。
お前たち！今の状況がわかってるのか？
朝までに魔法石を持って帰らなければ僕たちは退学なんだぞ！」

「だ〜から、さっきからいちいち仕切んなよ。
むかつくなぁ」

「…今、人の声が聞こえたような」

「え？ユウくん今なんて？」



……さぬ……うぅ…ぬ………



「「「「！！！」」」」



聞こえてきたのは不気味な声のようなの
うめき声のようにも聞こえる



「こ…この声…は？」

い……し………ウゥウウ………オデノモノ………

「なんか…だんだん近づいて……」

「イジハ…………
オデノモノダァアアアアアオオオオオオ！！！！」

「「「「で、出たぁああああ！！！」」」」



突然出てきた不気味なゴーストとも言えない黒いモノ
思わず私も叫び、みんなシンクロしていた

私たちはまたしても走って逃げながらあまりの驚きにみんな質問の嵐だった



「なんだあのヤバイの！？」

「ビックリした…！マジで私ビックリした！！！」

「そんなこと分かってる！みんなビビったろ！！」

「ぶなああああ！！
あんなの居るなんて聞いてねーんだゾ！！はよ逃げろ！」

「めっちゃエグい！
でもアイツ石がどうとか言ってなかった！？」

「えぇっ！？」



全力疾走しながら私たちはあの黒いモノの声を今一度聞く



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＋＋＋＋＋→←お前らいい加減にしろよ？

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