モブで居ないと悪女になりますよ？【黒バス】

18話 ページ19

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「A？授業終わったよ？」


「あっ、すみません。考え事してました」


あれからかなり時間がたった


春田さんからの攻撃はあれっきり



攻撃どころか春田さんと仲良くなったに等しい



私の事を名前で呼ぶし、 私も美波と呼んでいる


「A！さつき！早く屋上行こー？」


「ごめん！私、 友達に呼ばれてるからAと美波は先に行っておいて！」


さつきは走ってどこかに向かった



それに、

……あの日から今を除き一度も二人っきりになってない


何を言ってくるのやら……



「A、 さつきはね私の友達なの。

だから返してもらおうか……」


耳元で囁かれた。


最近仲良くし始めたのはこれを狙って居たんだ……


へえ、 そっか



「……そうですか。私も少し遅れてから屋上に行くので」



特に用があった訳じゃないが飲み物を忘れたので自販機がある裏庭に向かった


はあ、 さつきはものじゃないのに美波何を考えてるのよ……


ミルクティーを買い、 屋上に向かおうと思った


どこかから女子の怒鳴り声が聞こえたのでそこに行って見るようにした

木の影に隠れて様子を見るとさつきが数人のグループと話して居た



「ねえ、 桃井さん。 いい加減キセキの世代から離れてくれない？」


「青峰君と幼なじみだからって調子のんなよ」


「最近、また美波と喋ってるしね？前はぼっちだったじゃない？」



……さつきいじ.められてる？


あれか、 僻んでいるのか



「あの、 皆さんさつきに何してるんですか？」


女子たちはギョッとした顔でこっちを見てきた


バレないとでも思った？


「ほ、本城さん。 何って桃井さんがキセキの世代と居るから……」


「そうだ！本城さんも桃井さんをいじ.めなよ？うざいでしょ？」


誰が可愛い子をい.じめるか



さつきの方を見ると明らかに怯えている



「さつきは私の友達です。しかもい.じめるとか最低ですから


さつき行こ」


さつきの手を取りその場から離れた


今、 敬語外れたな……やらかした



「さつき！大丈夫でしたか？怪我は？」


「ごめんね、迷惑かけて……」


「迷惑なんかじゃないですよ！とりあえず屋上行きましょう……」



赤司君たちにチクってやろう

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