8*.赤面 ページ10
カネキside
僕が丁度部屋から出ようとした時、彼女がトントンと軽い足取りで上がって来た。
何だか少し嬉しそうだ。そういえば、独りだって言ってたもんな...
すると、彼女がぽつり。
貴「ふふっ、カネキさん、ありがとう」
!?
ぼ、ぼぼ僕!?何で僕の名前が...!?顔が熱を帯びてくる。わたわたしてる内に、彼女と目が合ってしまった。
彼女の白い肌が、みるみると紅に染まっていく。
貴「...聞いて...ました...?」
カ「...はい...」
わなわなと、肩が小刻みに震え出す。
貴「きっ、聞かなかったことにしてくださぁぁぁいっ!!」
カ「えっ、えぇ!?ちょっと!」
バタンッと壊れそうな勢いで扉が閉められた。
僕はしばらく呆然とした。言われたセリフを再び思い出すと、力なくその場にしゃがみこんでしまった。
カ「...あんな風に、可愛く笑えるんだ...」
僕の鼓動は、一向に治まらなかった。
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翡翠@睡眠眠蝉(プロフ) - 輪廻(女)@改名する@誤字リストさん» ありがとうございます!そして初コメおめでとうございます笑そう言って頂けるととても嬉しいです。日々頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いします! (2016年9月13日 17時) (レス) id: b1470eb577 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(女)@改名する@誤字リスト(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます!面白いです! (2016年9月12日 20時) (レス) id: 859d0a4629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠@睡眠不足 | 作成日時:2016年4月2日 10時