7*.歓喜 ページ9
私は明日から正式にあんていくで働く事になった。しかし今日は夜遅いので、2階で寝ろと店長に言われたのだ。部屋に向かう途中、彼らの顔を思い浮かべた。
芳村、と名乗った優しい店長。他にも綺麗な大人の女性が入見さん、丸い鼻が特徴の男性が古間さんだと教えてくれた。今日は見られなかったが、四方さん、という人もいるとのこと。
...初めて受け入れられた。私を。
それがとても嬉しくて、温かくて。自然と頬が緩んでいった。
こうして温かい居場所が出来たのも、カネキさんが私を助けてくれたからだ。
私は、1人で呟いてみた。
貴「ふふっ、ありがとう、カネキさん」
「あ、えっと、あの...」
貴「えっ」
正面には、カネキさんが照れくさそうに立っていた。
まさか...今の聞かれて...
貴「...聞いて...ました...?」
カ「...はい...」
顔に、血が上っていくのを感じた。
貴「きっ、聞かなかった事にしてくださぁぁぁいっ!!」
カ「えっ、えぇ!?ちょっと!」
私は部屋に入って勢いよく扉を閉めた。
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翡翠@睡眠眠蝉(プロフ) - 輪廻(女)@改名する@誤字リストさん» ありがとうございます!そして初コメおめでとうございます笑そう言って頂けるととても嬉しいです。日々頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いします! (2016年9月13日 17時) (レス) id: b1470eb577 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(女)@改名する@誤字リスト(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます!面白いです! (2016年9月12日 20時) (レス) id: 859d0a4629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠@睡眠不足 | 作成日時:2016年4月2日 10時