5*.喫茶 ページ7
カ「あ、ここです!」
カネキさんが立ち止まったのは、「あんていく」という喫茶店の前。
カランカラン、という心地よいベルの音色が鳴り響く。もう、閉店間際のようだ。客はいない。
カ「こんばんはー...」
恐る恐る挨拶をするカネキさんに女性の店員さんがズカズカと近づき、バシッといい音を鳴らして彼の頭をはたいた。
?「カネキ!今までどこ行って...」
店員さんの目が私を捕らえた瞬間、顔つきが変わる。
?「誰だよ...そいつ」
カ「あぁ、この人は喰種に襲われかけてたのを僕が...((?「人間だろ!そいつ!」
?「何で連れてきたんだ!!ざけんなっ!!」
カ「落ち着いて...トーカちゃん...!」
キレているトーカちゃんと呼ばれた人を、カネキさんが必死に宥めている。
____何となく、分かったかも。
カ「この人は喰種に喰われかけたんだよ、そんなのほっとけ...((ト「知るか!!んなの!!私らが手出していい事じゃねぇだろ!!」
?「トーカちゃん」
ト「...店長」
この人が店長さんか。
ト「店長、コイツが...カネキが人間を...!」
店長さんはふむ、と私を品定めするかのようにして見てきた。
店「君は、何でここに来たんだい?」
貴「私は、居場所がなくてここに来ました。ずっと独りで...生きてきました」
店「そうか...もし良かったら、ここで働いてみるかい?」
私は、驚きを隠せなかった。
貴「え...いいんですか?」
店「勿論だ。...ただし、我々には秘密がある。それを、守れるかい?」
貴「はい...」
店「それならば、話そう。中へお入り」
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翡翠@睡眠眠蝉(プロフ) - 輪廻(女)@改名する@誤字リストさん» ありがとうございます!そして初コメおめでとうございます笑そう言って頂けるととても嬉しいです。日々頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いします! (2016年9月13日 17時) (レス) id: b1470eb577 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(女)@改名する@誤字リスト(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます!面白いです! (2016年9月12日 20時) (レス) id: 859d0a4629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠@睡眠不足 | 作成日時:2016年4月2日 10時