45*.大学 ページ48
貴「へぇー、こんなに広いんだねー...」
カ「うん、色々学部とかあるんだよ」
貴「へぇーすごーい!」
さっきから感嘆の言葉しか出ない私。
...あれ、向こうから誰か来る?
___目を閉じる。男性で長身、細身の...喰種。
間違いない、月山さんだ。
ここの学生?それとも...追いかけてきた?
貴「カネキ君、場所移動しよ...((月「やぁ、カネキ君!それと...Beautiful Lady」
遅かったか。
貴「その言い方やめてください」
月「やめてほしいなら名前を教えてくれないかい?」
貴「......A」
月「A!なんと素敵な名前だ...君にピッタリだよ」
貴「...カネキ君に何の用ですか?」
警戒心は解けない。
月「Oh、流石だ...彼に..会うために」
狙われてるよね、やっぱ。
月「だとしたらどう?」
カ「え?いや...えーと、どうでしょう...(怖いです)」
貴「キモいです」
月「Non!会ったばかりの人にその言い方はよくないよLady...」
キモい...
月「そんな事よりカネキ君。君、これから時間開いてるかい?」
カ「え...まぁ」
カネキ君に、大学案内してもらいたかったのに。
月「あんていくの連中から聞いたよ、本が好きなんだってね。...この辺に本好きのマスターがやっているカフェがあるんだ。噂によればあの高槻泉も来るとか...」
カ「えっ...高槻泉が...?あー...えっと...」
月「霧島さんが僕のことで何か言ったのかな?」
私と同じこと言ってましたよ。
カ「あ..いえ!そういう訳じゃ...」
月「いいんだ...僕、昔から誤解されやすくてさ...ただ、本について話せる友人が欲しいだけなのに...」
カ「本、お好きなんですね」
月「そうなんだよ!僕が思うに...」
月山は本の話を熱く語り始めた。
私だって本、好きだけど。
月「...やはり、やめとくかい?」
熱弁は終わったようだ。
カ「あ、えっと...僕で良ければ、本の話くらいなら...」
あぁ、カネキ君。
ダメだって。
私の勘が言ってるんだよ。危険だって。
でも、本当にそれだけなら。
少しだけ、信用してみようかな、コイツを。
________本当に、何もないなら。
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翡翠@睡眠眠蝉(プロフ) - 輪廻(女)@改名する@誤字リストさん» ありがとうございます!そして初コメおめでとうございます笑そう言って頂けるととても嬉しいです。日々頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いします! (2016年9月13日 17時) (レス) id: b1470eb577 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(女)@改名する@誤字リスト(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます!面白いです! (2016年9月12日 20時) (レス) id: 859d0a4629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠@睡眠不足 | 作成日時:2016年4月2日 10時