38*.仮面 ページ41
Aside
貴「ん...?私...」
あれから、何があったんだっけ?うーん...いまいち思い出せないや。
とりあえず、一階へと降りて行った。
ト「...あ、A。おはよ」
貴「おはよ、トーカ。あれっ、お客さんは...?」
この時間ならまだいるはずだ。なのに、誰一人とていない。
ト「あぁ、今日はアンタのマスクを作りに行くために店長が早めに閉めたの」
貴「私の...マスク?」
何のために...?
店「Aちゃんは、特殊な能力を持っていたよね?」
貴「え...はい」
好きで身につけた訳ではないのだけど。
店「それを狙って君に近づく喰種がその内たくさん出てくる。顔がばれてしまえば厄介な事になりかねない...そのために、ウタくんにマスクを作ってもらうんだ」
ト「それに...アンタこの前捜査官に顔、見られたんでしょ?それで特定されたら...私達まで危険な目に遭う。いくらAを守ろうとしたって...私達が死んだら元も子もない」
そうだった、カネキ君と一緒にいたから、もう...
店「という訳なんだ、今すぐ行ってきてもらいたいんだが...トーカちゃん、カネキ君。Aちゃんに道を教えてあげてくれるかな」
また、三人で一緒かな?
ト「...カネキ。アンタ、行ってきなさいよ」
カ「えっえぇ!?僕!?なんで...」
ト「いいから。私課題があるから行けないのよ」
?「そういえば...研」
声の主は、四方さんだった。今日、来てたんだ。
四「ウタが...お前に話があると言っていた」
店「それじゃあ...カネキ君、お願いしてもいいかい?」
カ「...分かりました...。...ハァ...」
えっ、溜め息?
そういえばさっきも...私、カネキ君に嫌われてる?
ちくりと、胸の奥が痛んだ。
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翡翠@睡眠眠蝉(プロフ) - 輪廻(女)@改名する@誤字リストさん» ありがとうございます!そして初コメおめでとうございます笑そう言って頂けるととても嬉しいです。日々頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いします! (2016年9月13日 17時) (レス) id: b1470eb577 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(女)@改名する@誤字リスト(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます!面白いです! (2016年9月12日 20時) (レス) id: 859d0a4629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠@睡眠不足 | 作成日時:2016年4月2日 10時