１*.消失 ページ3
1人、ガヤつく街中を歩いていた。行き交う人々には目もくれず、ただ足を速める。
＿＿＿＿いつからだろう、幸せを感じなくなったのは。
それすらも忘れてしまった。
大通りから外れ、家の近道である細い路地を進んでいった。
……あ、そういえばこの辺、最近喰種が出るって噂になってた...
別に、いいか。
奥へと行くほど、複雑になってくる。周辺には、人の気配さえしなかった。
あれ...？迷っちゃったかな...
いつの間にか目の前は行き止まりだった。
戻るしかないかな...
くるりと踵を返した瞬間、見慣れぬ男が私の前に立っていた。
「よぅ、お嬢ちゃん。オレの喰い場で、何してんの？」
＿＿＿＿喰種。
「まぁ、いっか。これも天からの恵みってヤツ？……久々の...メシ!!!」
ビキビキと音をたてて、男の目が赫眼へと変わっていく。数秒後、男が私を目掛けて跳躍してきた。
男が、私の肩に噛み付く。
貴「...っ」
「痛い？痛てェよなァ!?へへへ...怖ェだろ？？な？？？けどよォ...
こんなんじゃまだまだ足りねェんだよォ！！」
貴「...別に。いいよ、喰えば？」
「...はァ？何言ってんだ、ここは怖がるのが...((貴「私、喰われてもなんともないから」
「人間のくせに、死を目の当たりにした恐怖も感じねェのかァ？気色悪ィな。
んじゃまァ、遠慮なく。あー...((？「な、何してるんですか!?」
遠くから、誰かの呼び止める声がした。
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翡翠@睡眠眠蝉(プロフ) - 輪廻（女）＠改名する＠誤字リストさん» ありがとうございます！そして初コメおめでとうございます笑そう言って頂けるととても嬉しいです。日々頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いします！ (2016年9月13日 17時) (
レス) id: b1470eb577 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻（女）＠改名する＠誤字リスト(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます！面白いです！ (2016年9月12日 20時) (レス) id: 859d0a4629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠@睡眠不足 | 作成日時：2016年4月2日 10時
