13*.謝罪 ページ15
カランカラン、とベルが鳴った。
扉の前の2人は、少し困った顔をしていた。
貴「トーカさ...じゃなくてトーカ!それに...カネキさん。2人してどうしたの?」
あ、カネキさんは今来たばっかか。
ト「A...コイツ、アンタの話一部始終聞いてた...」
......んっ?
・
・
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貴「うわぁぁぁぁ!!」
ト「ちょっ、おい!?」
ビックリ。何で働かなかったの私の五感。
黒歴史創世記だぁぁぁぁ......
カ「ごめんなさい、深沢さん!出てくるタイミングが分からなくて...」
最悪。カネキさんにも聞かれるなんて。昨日も似たようなことあったよね?
貴「どちらか私を海に沈めて下さい......」
ト/カ「それはしない」
2人ともめっちゃ焦ってた。ごめんねビックリさせて。
ト「......それと、今まで酷いこと言ってごめん。これから仲良くしてくんない?...A...」
あぁ、名前で呼んでもらえるのがこんなにも嬉しいなんて。
貴「もっ、勿論だよ!!よろしくね、トーカ!」
ト「お、おう...」
改めて言われたのが恥ずかしくなったみたい。トーカは少し頬を染めた。
カ「(トーカちゃんと深沢さん、もう打ち解けてる...昨日まで、あんなに刺々しかったのに。
____そういえば、僕も“深沢さん″ってよそよそしいかな。よし、この機会に...)」
カ「あっ、あの!」
突然の大声に、思わず顔を向ける。
カ「僕も...名前で呼んでいいですか...?」
____何だ、そんなこと。
貴「勿論です!((ニコッ あ、私もカネキ君で...?」
大して変わらないけど。ちょっとよそよそしさはなくなる気がする。
カ「全然!よろしくお願いします、A...さんっ!」
女の子の名前...呼びなれてないのかな?“さん″が裏返ってた。(笑)
貴「じゃあ、敬語もなしで」
カ「はっ...う、うん!」
何だか、仲良しに近づけた気がする。
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ト「カネキってさ」
カ「何?トーカちゃん」
ト「変態臭いよね」
カ「えっ...そんな...!何で!」
ト「(無自覚かよ)」
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翡翠@睡眠眠蝉(プロフ) - 輪廻(女)@改名する@誤字リストさん» ありがとうございます!そして初コメおめでとうございます笑そう言って頂けるととても嬉しいです。日々頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いします! (2016年9月13日 17時) (レス) id: b1470eb577 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(女)@改名する@誤字リスト(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます!面白いです! (2016年9月12日 20時) (レス) id: 859d0a4629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠@睡眠不足 | 作成日時:2016年4月2日 10時