神田の誕生日記念小説♪ ７４ ページ16
A 「・・・今回のことは、コムイさん1人に責任があるわけではないと
思います。」
リナリー 「え？」
さすがにかわいそうだと思ったAは、コムイを怒った表情で見ているリナリーの
背中に声をかけた。
小さく言ったその発言に驚いたリナリーは振り返るが、Aはすっと視線を
コムイに向ける。
実際、こんなことになっているのは様々な要因が重なったせいだ。
1番初めの要因は・・・やはりラビが作った神田蕎麦だろうか。
そこまで考えて、Aは目線を前にあるテーブルに移す。
でも、このパーティーで変な罰ゲーム作んなかったら、団員さんたちの恨みも
買わずに済んだわけで・・・そこに神田蕎麦は関与してないし。
結局は・・・・。
A 「すいません、やっぱりコムイさんが全ての原因です。」
リナリー 「ええ？」
まだキョトンとしているリナリーに視線を合わせ、Aは早口でそう言った。
さらに目を丸くするリナリーに対し、Aは再び短剣を取り出す。
今はコムリン破壊を優先にして、神田とアレンのことはあとで考えよう。
ごちゃごちゃ考えてても仕方ないし・・・あ、リナリーはラビの所に・・。
そう思ってリナリーの腕を取り、走りだそうとした瞬間、視界にコムリンの
上方でイノセンスを構えている2人の姿が見えた。
そして＿＿＿＿。
コムイ 「コムリンh.yーー！！」
2人の技を至近距離で食らったコムリンは、無残にも砕け散った。
その破片の1つが壁に埋まっていた頭部に直撃し、ボカンという音がするとともに
悲痛なコムイの叫びが響く。
誰もが身動きしない中、神田とアレンはゆらりとコムイの前に立った。
A 「止めた方が良いですか？」
リナリー 「・・・ううん。少し放っておきましょう。ちょっとは兄さんに
反省してもらわないといけないし。」
蛇に睨まれた蛙のようになっているコムイを指さしながらAが言うが
いたずらっぽい笑みを浮かべてリナリーは首を横に振った。
それにつられ、Aも少し表情を和らげる。
ラビ 「どうなるんかね、コムイの奴。」
A 「いいんですよ。それより、その後2人がケンカを始めないかが心配です。」
いつの間にか隣に来ていたラビに、Aはため息を吐きながら答える。
その様子を見て、ラビとリナリーは顔を見合わせて少し笑ったが、Aは
気付かなかった。
この数秒後に、コムイの絶叫が響き渡ることになる。
＿＿こうしてハチャメチャなパーティーは幕を閉じた。
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姫いちご - はじめまして姫いちごです。初コメ失礼します。とてもいい作品でした。私はディーグレイマンの中で一番神田が好きです。続きを楽しみにしています。(*^-^*コメ、長くてすみません｡ありがとうございました!! (2016年4月17日 19時) (
レス) id: c97e5601f8 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 初コメ失礼します。一気読みさせていただきました！！この作品に出会ってさらにdグレが好きになりました！！いつまでも待ってます^o^ (2016年4月12日 17時) (レス) id: 393c27509e (このIDを非表示/違反報告)
めぐ♪(プロフ) - 最初から読ませていただきました！！更新頑張ってください！！楽しみにしています！(^^♪ (2016年3月7日 6時) (レス) id: a48000af0d (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - お久しぶりです(^^)Dグレアニメ再開しますね！無理せず更新頑張って下さい^o^ (2015年12月26日 20時) (レス) id: 3e6b0e0f53 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 更新お待ちしてます。私も受験生 (2015年12月23日 16時) (レス) id: e4de09b28a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莱羅 | 作成日時：2012年6月21日 20時
