神田の誕生日記念小説♪ 72 ページ14
__両者は互いににらみ合い(コムリンは頭が違う所にある)、一触即発の空気に
なっている中、先に行動を起こしたのはコムリンだった。
コムリンh.y 「ゴ主人ノ敵ハ〜・・・。」
離れた位置からの声(頭部分からの)に反応し、コムリンの身体から飛び出している砲身が
シャキーンとまっすぐ伸びる。
瞬間、嫌な予感がして4人の顔がいっせいに曇った。
まさか・・・。
コムイ 「コムリンちょと待っ・・・・」
コムリンh.y 「スベテ排除シマスー!」
自分が信頼しているロボットが何をするつもりなのかを察し、さすがにまずいと
思ったのか、制止の言葉をかけるコムイ。
いや・・・言葉途中ですでにコムリンが動き始めていたから、時すでに遅しだった。
コムリンh.y 「発射ーー!!」
ラビ 「んにゃろ・・!A!」
A 「!」
砲身からいくつもの弾丸が発射されたのと、ラビが巨大化させた自分のイノセンスの
後ろにAの腕を引いて隠れたのは、ほぼ同時だった。
すぐさま弾丸がハンマー状のイノセンスに当り、それが弾き返される音が
聞こえ始め、Aははっとなる。
A 「すいません、ラビ。」
ラビ 「いいって。間に合ってよかったさ。」
急いで頭を下げるAに手をひらひらと振り、ラビはニカッと笑う。
その姿に安心しつつ、そっと頭だけ外へ出してみると、2人の姿が見えない
ことに気付いた。
あれ、どこに・・・いた。
キョロリとあたりを見回すと、テーブルからテーブルへと跳び乗りながら弾丸を
避けている2人の姿が見えた。
ラビ 「にしてもめちゃくちゃだなー、食堂全壊させる気か?」
A 「コムイさんもこんなことになるとは思ってなかったでしょうけど・・・。」
呆れてそう言うラビに、Aは顔を引っ込めて言葉を返した。
砲身はコムリンの前だけでなく横にも付いているため、食堂のあちこちに無差別に
発射し続けている。
かなりの被害だ。
ここ、下手したら崩れるかも・・・。
すごい音してるし、逃げていった団員さんたちもさすがに戻ってきて
くれるんじゃ・・・。
淡い期待を抱きながらAがラビと一緒に座り込んでいると、一際凄まじい
爆発音が背後でした。
ラビ 「何さ!?」
A 「・・・・あー、2人が技を使い始めたみたいですね。それが砲弾にぶつかって
ものすごいことになってます。」
__驚くラビに対し、Aはまたひょっこりと顔をのぞかせ、食堂の様子を見ながら
冷静に言葉を返した。
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姫いちご - はじめまして姫いちごです。初コメ失礼します。とてもいい作品でした。私はディーグレイマンの中で一番神田が好きです。続きを楽しみにしています。(*^-^*コメ、長くてすみません。ありがとうございました!! (2016年4月17日 19時) (レス) id: c97e5601f8 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 初コメ失礼します。一気読みさせていただきました!!この作品に出会ってさらにdグレが好きになりました!!いつまでも待ってます^o^ (2016年4月12日 17時) (レス) id: 393c27509e (このIDを非表示/違反報告)
めぐ♪(プロフ) - 最初から読ませていただきました!!更新頑張ってください!!楽しみにしています!(^^♪ (2016年3月7日 6時) (レス) id: a48000af0d (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - お久しぶりです(^^)Dグレアニメ再開しますね!無理せず更新頑張って下さい^o^ (2015年12月26日 20時) (レス) id: 3e6b0e0f53 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 更新お待ちしてます。私も受験生 (2015年12月23日 16時) (レス) id: e4de09b28a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莱羅 | 作成日時:2012年6月21日 20時