神田の誕生日記念小説♪ ６９ ページ11
コムイ 「ははははは！いいぞーコムリンh.y！僕を捕まえようなんて考えている
ふとどきものを蹴散らすんだーー！」
A 「・・・・・。」
戦隊ものでも見ているかのような子供ぶりに、Aは呆れて言葉も出ない。
いや、言いたいことはたくさんあるのだが・・・なんというか、もう・・・。
もう一度深くため息をつくAの肩を、ラビが軽くポンと叩く。
ラビ 「ってわけで、とっととあれ壊してコムイの目覚まさせてやるさ。」
A 「・・・コムイさんにも何らかの制裁が要りますよね。」
ニカッと笑っているラビを少し見つめた後、Aは少しうつむいてぼそりと
そう言った。
その口元がわずかに緩んでいることにラビは気付かなかったが、「そうだな！」と
明るく返事をする。
ラビ 「んじゃ、せーのでいくさ。」
A 「はい。」
弄んでいたイノセンスをパシッとつかんでラビは体勢を低くし、Aも右手に
短剣を構えた。
相変わらず、コムリンは逃げ遅れていく団員たちを放り投げ、こちらに向かってくる。
ラビ 「せー・・・・。」
掛け声を言いながら、ラビは持っていた小型の槌を振り上げる。
すると不思議なことに、どんどんとその槌は大きくなり、あっという間に巨大な
ハンマーとなった。
少し驚くAにニカッと笑った後、正面に向き直るラビ。
それに合わせて、Aも自分の体の前に短剣を構えた。
ラビ 「っの＿＿＿」
・・・・いや、「の」を言い終えるコンマ数秒前。
突然、こちらに突っ込んで来ていたコムリンの頭が、首ごと右へ吹っ飛んだ。
もちろん、何が起きたのか全然わからない。
ラビ 「・・・・え？」
A 「？？」
壁やらテーブルやらの破片がぱらぱらと落ちている中、2人はいきなりのことに
唖然としていた。
何が起こったの、今・・・。
んと、何か衝撃波みたいなのが飛んできて、それがコムリンの頭に命中した・・？
振りあげていた短剣をゆっくりと下ろしながら、Aは状況を整理しようと
頭の中で考えをまとめ始めた。
すると、コムリンの体だけが残っている辺りからちょうど一直線に左へ行ったところに
2つの人影が見え、Aとラビはぞくりとする。
神田 「さっきからごちゃごちゃうるせぇんだよ・・・。」
アレン 「少し黙っといてくれません・・？」
＿＿目だけが白く光り、ゴオォォオオ・・と怒りのオーラをまとっている神田とアレンが
イノセンスを持った手だけをコムリンの方に向けて立っていた。
神田の誕生日記念小説♪ ７０→←神田の誕生日記念小説♪ ６８
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
姫いちご - はじめまして姫いちごです。初コメ失礼します。とてもいい作品でした。私はディーグレイマンの中で一番神田が好きです。続きを楽しみにしています。(*^-^*コメ、長くてすみません｡ありがとうございました!! (2016年4月17日 19時) (
レス) id: c97e5601f8 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 初コメ失礼します。一気読みさせていただきました！！この作品に出会ってさらにdグレが好きになりました！！いつまでも待ってます^o^ (2016年4月12日 17時) (レス) id: 393c27509e (このIDを非表示/違反報告)
めぐ♪(プロフ) - 最初から読ませていただきました！！更新頑張ってください！！楽しみにしています！(^^♪ (2016年3月7日 6時) (レス) id: a48000af0d (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - お久しぶりです(^^)Dグレアニメ再開しますね！無理せず更新頑張って下さい^o^ (2015年12月26日 20時) (レス) id: 3e6b0e0f53 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 更新お待ちしてます。私も受験生 (2015年12月23日 16時) (レス) id: e4de09b28a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：莱羅 | 作成日時：2012年6月21日 20時
