5話 当日と定番 ページ5
「お前集中して勉強しろよ❗️」
上杉君の怒鳴り声。
「もう飽きたから仕方ねぇーだろ」
若武の怠けた声。
なんて対称的な2人・・・。
そう思いながらシャーペンを走らせる。
みんなまたか・・・と思いながらそれぞれの勉強を進める。
遡ること30分前・・・
今日は勉強会当日。
「もうすぐみんなが来るね」
私はワークを進める手を止めて、雷と零に話しかける。
「だな」
「楽しみだね」
そんな事を言っていると
ピーンポーン
インターホンが鳴った。
私達は来た❗️と顔を見合わせ、ニコッと笑う。
私は玄関の方へ走り、ドアを開けた。
そしたらみんなズラッと並んでいた。
「おはよ、アーヤ」
翼が挨拶をする。
私はおはよ、と返し、早速中に招き入れた。
みんなおじゃまします、とドンドン中に入っていく。
リビングに通し、まずは自己紹介。
雷と零に会うのは翼と黒木君以外初めてだろうから。
「一ノ瀬雷。よろしくな❗️」
「一ノ瀬零。雷の双子の兄。よろしくね」
差し出された手をみんな、握っていく。
「へぇー、双子なんだな。あんま似てないのな」
若武が握りながら言う。
そうかもね、と零が小さく笑う。
それで、早速勉強を始めたんだけど、若武がすぐ飽きちゃったみたいで、さっきから落ち着きがない。
はぁ、とため息をつきつつ、上杉君もほっといてるみたい。
でも、若武がスマホ見始めて、もう勉強する気ゼロ。
流石に上杉君もイライラし始めたらしくて、とうとう、
「お前が提案したんだから、集中してやれよ‼️」
って怒鳴っちゃたの。
で言い合いが始まった。
そして今に至る。
けっこうな騒音だけど、雷も零もみんなも気にしてないみたい。
はぁ、いつまで続くの。
パッと時計を見ると12時半だった。
「お昼にするけど、みんな食べたいものある❓」
私が聞くと騒音がピタリと止まった。
「僕はなんでもいいよ」
「俺も」
「アーヤが決めなよ」
うんうん、と雷と零も頷く。
「じゃあ、適当な物でもいい❓」
そう言って、冷蔵庫を確認した。
そしたら有り得ないくらいの卵が目には入った。
卵が好きな私に雷達が買って来たのだ。
私は冷蔵庫から卵を全て出し、どんな料理にするか考える。
そうだ❗️
「彩、何にするか決めた❓」
零が顔を覗かせる。
「うん❗️」
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ゆい - 次の作品楽しみです！ (2018年8月2日 13時) (
レス) id: 04ea1ab5bb (このIDを非表示/違反報告)
柚輝 - とっても面白いです！続きが楽しみです！頑張ってください (2017年12月31日 22時) (レス) id: e7116a6197 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 続きすっごく気になります!! 更新頑張って下さい。 (2017年12月16日 2時) (レス) id: abec708dd4 (このIDを非表示/違反報告)
冬姫(プロフ) - 続き楽しみにしています(o・ω・o) (2017年12月11日 0時) (レス) id: c5b965de2d (このIDを非表示/違反報告)
奏衣 - 頑張ってくださいね〜! (2017年12月8日 18時) (レス) id: 3145e04138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結子 | 作成日時：2017年11月18日 9時
