18話 賭けとサッカー ページ18
｢負けた方は勝った方の言うことを聞くっていうのどう？｣
美門の提案に賛成、と俺は言った。
｢その方が面白そうだし｣
そう付け加えて。
｢まぁ、いいんじゃね｣
上杉もなかなかノリ気のようだ。
｢上杉がその気みたいだから俺も賛成にしとこうかな｣
黒木も賛同。
｢若武と零は？｣
｢僕も別にいいよ｣
｢俺だって反対じゃないぜ。勝つのは俺等だから｣
自信満々の笑みで若武が言った。
｢じゃ、決まりだね｣
美門がニヤリと笑い、コートに入った。
それに続いて俺等もコートに入る。
ゴールキーパーはなしで、配置もどこでもいいという、あまり縛りのないルールにし、それぞれのポジションにつく。
｢ボールは美門チームからね｣
コート中央に小塚はボールを置く。
美門がボールを蹴り始め、それが合図のように上杉が美門に向かって走る。
俺と零も美門へ走る。
｢スッゲー｣
走りながら俺は感嘆の声をもらす。
美門は軽い身のこなしで上杉をかわしたのだ。
突如前に黒木が現れ美門は止まり、しばらく体を左右に揺らす。それに合わせるように黒木も揺らす。
先に動いたのは黒木だった。
スッと長い脚を伸ばし、ボールを奪おうとする。
そして、ボールは盗られた。
｢ナイス、黒木｣
そう若武の声が聞こえた。
黒木、上杉、若武はコッチ側に攻めて来た。
俺と零はたじろきもせずに向かって来るkzチームを迎え撃つ。
現在ボールを持ってるのは黒木で俺は黒木めがけて進む。
零は若武の前に立ちはだかる。
黒木はノーマークの上杉にボールを回した。
美門は上杉の前に立つ。
ふたりは競り合い、その末、上杉が若武にロングパスを出した。
ボールは弧を描き、宙を進む。
待ってましたと若武がボールに向かう。
ボールがもうすぐ若武、というところで、ボールは零が取った。
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ゆい - 次の作品楽しみです！ (2018年8月2日 13時) (
レス) id: 04ea1ab5bb (このIDを非表示/違反報告)
柚輝 - とっても面白いです！続きが楽しみです！頑張ってください (2017年12月31日 22時) (レス) id: e7116a6197 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 続きすっごく気になります!! 更新頑張って下さい。 (2017年12月16日 2時) (レス) id: abec708dd4 (このIDを非表示/違反報告)
冬姫(プロフ) - 続き楽しみにしています(o・ω・o) (2017年12月11日 0時) (レス) id: c5b965de2d (このIDを非表示/違反報告)
奏衣 - 頑張ってくださいね〜! (2017年12月8日 18時) (レス) id: 3145e04138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結子 | 作成日時：2017年11月18日 9時
