初恋 (ページ4)

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私はごく普通の会社員。

高校を卒業してから何人かの人と付き合ったけれど

どれも長く続かなかった。

仕事をして、自分の好きなものにお金を使う。

美容室に行ったり、洋服を買ったり、

二代目 J Soul Brothers が出来てからは

大好きな啓司くんに会いに行ったり。

それが私の幸せ。

あの日もいつもと変わらなかった。

なんか寝れなくて、いつもは録画している

週刊EXILE をリアルタイムで見た。

すると、新しいグループ

" 三代目 J Soul Brothers " が出来るに伴い、

VOCAL BATTLE AUDITION２の中で選ばれた

メンバーが発表された。

二代目の時から応援していた私は

三代目のヴォーカルに期待しかなかった。

そんな時、テレビから聞こえた名前。

「 " 登坂広臣 " 」

『えっ．．．』

耳を疑い、テレビに目を向ける。

そこに映っていたのはあの時のような少年さは無く

立派な大人の男の人になった広臣くんだった。

あの寒い冬に。

広臣くんの誕生日が迫る時期に。

心にしまったはずの私の初恋が動き出したの。

ねぇ、これは偶然？

それとも、必然？＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿